目次
今月の訪台ターゲットは「大甲媽祖」にセット
月一ペースで渡台する生活が、ここ数年間続いており、今月も「その日」がやってきた。
航空券を購入したのは、約三ヶ月前のこと。
四月二十日(往路)〜四月二十二日(復路)という日程のチケットを購入したのは、たまたま偶然、その期間がLCCセールで安かったからであった。
ところが、出発直前になって、台湾人の友人から、ちょうどこの期間中、台湾で超ビッグなお祭りがあるという情報を、教えてもらった。



インターネットで検索しても、「大甲媽祖」についての日本語ページはたった数件しかヒットしない上、具体的な「行き方」まで指南してくれるページは皆無。
「グーグルがなければ旅できない」なんて常識は、どこにもない。
だが、大多数の現代っ子と同様、インターネット依存症になってしまい、検索ヒットしなかっただけで、旅に出ようか、うろたえてしまう自分に、現代人の危うさを感じた。

使命感にも似たような感情が燃えたぎるのを感じ、今回の訪台ターゲットは「大甲媽祖」にセットした。
関空への、早すぎた到着
「日本の玄関」である関西国際空港に到着したのは、出発時刻の二時間半前。

電子掲示板に目をやるが、案の定、我がタイガーエア(IT211、11:15関空発)は、表示すらされていない。

ちょっと早めに到着しすぎて、電子掲示板にも便名が出ていない
前回、同便を利用したときは、国際線出発フロアのドンツキにあるH21-H24カウンターだったことを記憶していた。

ヤマを張って、Hカウンターを目指してみたところ、ビンゴ。

タイガーエアのチェックイン場所はHカウンターはのままだった(2018年4月)
タイガーエアのチェックインカウンターが、すでに開いていた。
アジ吉と同じく常連なのか、空港職員に尋ねるかして、カウンターを特定した「先客」が五人ほどおり、列をなしている。

搭乗時刻の二時間半前なのに、すでにチェックインしている「先客」の人たちも
カウンターでチェックイン業務をしているのは、JALのバッヂを胸につけた職員。
おそらく、タイガーエアがJALに業務委託しているのだろう。
いつもながら、JALの接客技術は(航空会社の中では)世界トップレベルだと思う。
接客における言葉づかいはもちろん、視線や笑顔、間の置き方まで、日本が世界に誇る「おもてなし」文化を体現している。
大韓航空ラウンジ(KALラウンジ)で休憩後、タイガー・エアに搭乗
タイガー・エアのチェックインが予想より早く終わって、思わぬ儲けもん。

ビールを飲みながら、ラウンジでまったり過ごそう。

大韓航空ラウンジ(KALラウンジ)
普通、クレジットカードの「会員特権」として、無料でついてくるようなラウンジには、ソフトドリンクがちょろっと無料で飲めるだけのショボめなものが多いけれど、楽天カードの申込特権として無料で取得できる「プライオリティ・パス」は、例外。
関空だと、プライオリティ・パスがあれば、大韓航空ラウンジ(KALラウンジ)が使えるようになる。

ラウンジで、おやつがわりにカップヌードル

ビールもちゃっかりいただく
書くと長くなるので、大韓航空ラウンジ(KALラウンジ)の詳細については、別記事とした。
どれだけオトクなのかが理解いただける内容となっているので、参考に一読いただければと思う。
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関空内にある大韓航空ラウンジ(KALラウンジ)の場所、食べ物、飲み物、設備などを詳細レポート
目次1 大韓航空ラウンジ(KALラウンジ)への行き方2 大韓航空ラウンジ(KALラウンジ)への入場手続き3 大韓航空ラウンジ(KALラウンジ)の座席について4 大韓航空ラウンジ(KALラウンジ)の食べ物について5 大韓航空ラウンジ(KALラ ...
ラウンジで小一時間まったりした後、保安検査場をサクッとパス。
搭乗口付近にあるコンビニは、大繁盛。

外国人観光客でにぎわう空港内コンビニ

空港内のコンビニでは、飛ぶようにモノが売れている。これもインバウンド効果?

搭乗口付近のベンチ

非常口ちかくの座席をアサインしてもらえた
非常口付近の、足元が広々スペースの座席をアサインしてもらえた。
大阪から台北までは、いくら近距離フライトと言えど、通勤電車と比べたら、ウンと長い時間と距離を過ごすことに変わりはないので、広いシートはありがたい。

LCCなのに、足を組んでも、広々としているスペース

ときどきカメラ遊び、ときどき記事作成し、機内で暇をつぶす
機内で、本記事を書いていると、一時間ほどで、飛行機は鹿児島上空。
もう一回うたた寝すると、石垣島の上空付近。
さすがに空の旅は快適だ。
ほどなくして、台北・桃園空港へ到着、二時間半の旅はあっという間。
桃園空港(台北)へ着陸

台北へ着陸後、ハシゴの車が近づいてきた
関空では搭乗ブリッジがあったけれど、桃園では、輸送バス方式。
こじんまりとしたLCC機体なので、全乗客が、二台のバスにすっぽり収まってしまう。

滑走路から入国審査カウンターへは、バスで移動

桃園空港へ到着。奥には、ほのかに光る電光掲示板
台湾は、電光掲示板が大好き。
駅や店先はもちろん、宗教的に重要な「廟」まで、デカデカフォントの文字列が、派手な電球で表示されている。
台湾到着後の旅人にとって、「第一号」となる電光掲示板は、空港内のそれであり、暖かいオレンジ系の発色をした電球が出迎えてくれるだろう。

入国審査カウンターへと続く、広大な空間。ここまで来ると「台北へやって来た感」が一気に強まる

びっくりするくらい長いカートの「束」をあやつる様子は、まるで雑技団
【出発編】はここまで。
今回の台湾旅行で訪問した街と、詳細レポートへのリンク集
これから、【台中】編、【彰化】編、【大甲媽祖巡行】編、【万華(艋舺、台北)】編の四部構成に分けて、コンテンツをお送りする。
通勤電車などのスキマ時間で、是非とも一読いただきたい。
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