台湾

台湾・板橋(バンチャオ)の観光|台北からMRTで十五分の穴場グルメ街を食べ歩く

投稿日:2018年3月27日 更新日:

台湾・板橋(バンチャオ)|グルメ食べ歩きの開始前に、市街地を観光

まずは、今回のターゲット「板橋」の位置を。

台北から淡水や九份へ行くよりも、よっぽど手軽にいける距離にある、台北市の衛星都市だ。

台北駅からMRTで十五分の「板橋」へ

台北駅からMRTで十五分の「板橋」へ

「板橋」へ来ること自体、アジ吉にとっては、初めてのこと。

せっかくだし、食べ歩きを開始する前に、市街地の中心スポットを散策しておこう。

「板橋」へ到着。三月だけど、汗ばむ気温。すこしでも日陰を歩くようにルート設定

「板橋」へ到着。三月だけど、汗ばむ気温。すこしでも日陰を歩くようにルート設定

なにかのイベントがあったのだろうか。

公園には、オマワリサンが乗っかった馬が二頭、直立している。

公園には、馬にまたがるオマワリサンの姿も

公園には、馬にまたがるオマワリサンの姿も

ここは、ホテルだろうか。

巨大なビルがあったかと思えば電車の駅らしく、「板橋車站」と書いてある。

パッと見、ホテルにしか見えない外観の「板橋駅」

パッと見、ホテルにしか見えない外観の「板橋駅」

MRT府中駅に向かって歩くと、やがて目に見えてくるのが「黄石市場」

地元っ子の日常生活が垣間見られる雰囲気に、旅情アップ

商店街からよく見える四文字「天上聖母」とは、漁業・航海の神様「媽祖」の別名台湾で一番、人々から親しまれ、広く信仰されている神様だ

市場を進むと「天上聖母」の文字。商店街の真正面「板橋慈惠宮」に祭られる道教の女神・媽祖の別名だ

市場を進むと「天上聖母」の文字。商店街の真正面「板橋慈惠宮」に祭られる道教の女神・媽祖の別名だ

台湾の人々は、信仰心が厚い

買い物帰り、仕事帰り……どんなに慌ただしい生活を送っていても、廟を通り過ぎるときには、律儀にお祈りスキマ時間でも構わないから、お祈りしようという姿勢が感じられる。

祈りを捧げる、地元「板橋っ子」のおばさん

祈りを捧げる、地元「板橋っ子」のおばさん

以前読んだ食べ歩きの本に「台湾は、廟のまわりにウマい店があつまる」とあった。

実際、廟のまわりには、ウマい店はもちろんのこと、市場や商店街が開かれていることも多い。板橋のことは全然分からないので、とりあえず、ここ「板橋慈惠宮」へやって来た。

「板橋慈惠宮」を正面から

「板橋慈惠宮」を正面から

台湾の廟には、職人の息づかいが感じられるかのように、繊細な細工が施されている。

同じ廟であっても、来るたびに新しい発見があるので、興味が尽きることはない。

龍の眼球が、あまりにも精彩であることに驚く。まるで、生きているようだ

龍の眼球が、あまりにも精彩であることに驚く。まるで、生きているようだ

次から次へと、参拝客が途切れることはない

次から次へと、参拝客が途切れることはない

廟の前では道路工事

騒音と、ほこりで大変なことになっていたが、まったく気にせず、バーベキューを売って商売するオバサンの姿。台湾人は、たくましい

廟前では、道路工事が進行中。工事音よりも大きな声で、雑談をする元気なおばさんたちの姿も

廟前では、道路工事が進行中。工事音よりも大きな声で、雑談をする元気なおばさんたちの姿も

「板橋」という街の雰囲気を感じとることもでき、散策に満足。

ほどよく腹も減ったところで、食べ歩きを開始することに。

台湾・板橋(バンチャオ)|「生炒魷魚」にて絶品グルメのイカスープに舌鼓

板橋で最も有名なレストランのひとつ「生炒魷魚」

板橋で最も有名なレストランのひとつ「生炒魷魚」

まずは、「生炒魷魚」を目指した。

板橋で最も有名なレストランのひとつとされ、行列必至の一軒だという情報を聞きつけたのだ。

アジ吉
有名店だから、デカデカとした看板があるだろう

すぐに店は見つかるはずだと油断していたが、なかなか発見できない

しばらく、そこらへんをウロウロしていたが、自力で見つけることは難しいとギブアップ

「同業他社」にあたる飲食店に質問するのは、ちょっとはばかられた。そこへちょうど、一息ついている洋服店のおっちゃんがいるのを発見し、質問。

アジ吉
「生炒魷魚」に行きたいんだけど、場所がわからなくて……

ついて来い。連れてってやる
店員

すぐそばにあるらしく、店まで一緒に歩いて連れて行ってくれた

台湾人の親切さを感じるワンシーンである。

昼食のピーク時間を過ぎてからの訪問となったせいか、たまたま座席がひとつ空いており(相席)、待機時間ゼロで入店できた。

ちょっと「タカアンドトシ」のトシに似た、ピンクシャツのにーさん。働きっぷりはプロ職人そのもの

ちょっと「タカアンドトシ」のトシに似た、ピンクシャツのにーさん。働きっぷりはプロ職人そのもの

アラカルトメニューとして提供されている「大根もち」

アラカルトメニューとして提供されている「大根もち」

はい、これ。あんた、注文するつもりだったでしょ? 分かってるのよ、フフフ
店員

アジ吉
う……うん! いただくよ

なんと、アジ吉の着席三秒後、店員のねーさんがテーブルに大根もちを「お届け」。

まだオーダーすらしていなかったけど、たしかに、食べたかった

つまり、「飛ぶように売れる」という確信があるから、まだお客から注文がなくても、皿を持った店員さんが、そこらへんのテーブル間をウロウロしているのだ。

実力に絶対的な自信を持つ、有名人気店だからこそ為せる、超強気の接客スタイル

ワクワク期待しながら、口にはこんだ大根もちは、まるで「明石焼」を思わせるような、あっさり、だが、しっかり塩味のきいた、日本人がいかにも喜びそうなお味

大根もちの中には、たっぷり、しっかり味がしみ込んでおり、一口かみしめるごとに、台湾料理を食べることの喜びを増幅させてくれる一品である。

一人旅なのに、感情表現せずにはいられなくなりその場で「おいしい!」と叫んでしまった

「生炒魷魚」看板メニューの、イカスープ

「生炒魷魚」看板メニューの、イカスープ

そして、この店で一番有名な「イカスープ」を注文。

テーブルに届けられたのは、表面張力でこんもりと液面がはみだしそうになった状態で、なみなみ注がれたトロトロスープの器。

いくら粘性の高いトロトロスープであっても、ここまでナミナミ注がれていたら、ちょっとでも器を揺らせば、たちまち、こぼれ出てしまうだろう。こぼさないよう、細心の注意を払おうと気負ってしまったが、その心配は不要だと、すぐに判った。

器の側面には、テーブルへ届けられた時点で、すでにべっとり、トロトロスープが垂れ下がっていたのだ。もちろん、いったん食事がはじまれば、テーブルもスープでドロドロになったことは言うまでもない。

周囲の客だって、スープがこぼれるのを、微塵も気にしていない様子。

「こぼすのは行儀がよろしくない」という、日本人的価値観が根底にあるアジ吉には、ある意味、ショッキングな食体験

これが「伝説の」イカ。中の肉塊が弾け出てきそうな「パチン」という音を立てる

これが「伝説の」イカ。中の肉塊が弾け出てきそうな「パチン」という音を立てる

イカは、「肉圧」がすさまじくて、イカの表面を「甘噛み」をしたとたん、パチンと音がしそうな勢いで、ギッシリつまった肉が、中から弾け出てくるという食感だ。

これまでの人生で食べてきたイカは、全部ニセモノだったのだろうか

このイカスープを、大根もちと一緒に「重ね食い」すると、それはもう、幸せで幸せで……

台湾到着から半日も経っていないのに、「台湾旅行、これで終わっても満足」と真剣に感じたのである。

焼き餃子、鍋にペタペタ貼って調理するから、中国語では「鍋貼」

衝撃的ともいえる絶品イカスープの感動の余韻にひたりながら、店を出た。

すると、「生炒魷魚」のすぐ真横の店で、せいろからムンムン湯気が登っている光景を目撃してしまい、「アツアツ系」が無性に食べたくなった。

せいろの湯気が「トラップ」となり、見事にひっかかる

せいろの湯気が「トラップ」となり、見事にひっかかる

小籠包をオーダーしようと思ったが、食べ歩きを開始して、まだ二軒目ではないか

ここであまりペースを飛ばして、水分をふくみ、ボリュームのある小籠包をたいらげてしまうと、満腹感が出て、食べ歩きを満喫できなくなってしまうかも知れない。

「鍋貼」と呼ばれるご当地フード。日本でいうところの焼き餃子

「鍋貼」と呼ばれるご当地フード。日本でいうところの焼き餃子

そこで選んだのは中国語で「鍋貼」と呼ばれる、いわゆる焼き餃子。

焼き餃子は、「鍋」にペタペタ「貼」り付けて調理することに由来して、このネーミングとなっている。やはり、中華系の人々は、漢字活用センスに関しては超一流。日本人に、この発想はむずかしい。

テーブルへ届けられた皿には、なんと十五個も「鍋貼」が盛られている。

アジ吉
うわっ……「数量ちょっと少なめで」って言うべきだった

一個四元でも買えたみたいだが、知らずに一皿丸々買ってしまった。

食べ歩きを満喫するため、ペロッとサクッと食べられる「軽食系」を選んだつもりが、結局、二軒目もガッツリ食べることになってしまった。

ところが、ここの「鍋貼」、小ぶりのサイズで作られているので、お箸がすすむ、すすむ。不思議なことに、いくら食べても、腹にたまる感じがしない

嬉しかったのは、しっかりとした生地の皮が、「カプセル」的に機能し、中身の具材の旨味を逃すことなく、しっかり包み込んでくれていること。そのおかげで、かじった瞬間、口の中で香ばしさが広まるという演出効果も得られていた。

近くのコンビニでビールでも買って、持ち込むべきだったと、激しく後悔。

ともあれ、二軒のレストランをハシゴしたことで、すこし腹が満たされてきた。ほどよくウォーキングを盛り込むなどして、空腹状態を維持することこそ、食べ歩きの基本。かいわいを探検してみることにした。

台湾・板橋(バンチャオ)|運動がてら、黄石市場かいわいを散歩

ここらへんで、ちょっと運動することに。

食べ歩きは、いくら美味しい店があっても、腹がすいていなければ楽しめない

「空腹感ありきの娯楽」と言えよう。

暖色系のランプが照らす、薄暗い市場。「すっぴん姿」の板橋、日常感あふれる一コマ

暖色系のランプが照らす、薄暗い市場。「すっぴん姿」の板橋、日常感あふれる一コマ

地元の人でも行かないような、商店街の、奥の奥へと突き進んでみたり……

街行く人々を観察してみたり……

下校時間になったのか、学生の姿もちらほら……

下校時間になったのか、学生の姿もちらほら……

カメラを向けた途端、(泣くのを必死にこらえて)笑顔を作る男の子がいた。

カメラを下げたとたん、安定の大声量で、ギャン泣き再開

ギャン泣きしていた男の子、カメラを向けたらニッコリ(カメラをおろしたら、ギャン泣き再開)

ギャン泣きしていた男の子、カメラを向けたらニッコリ(カメラをおろしたら、ギャン泣き再開)

道端へ山積みにされた食器。こういう光景がさりげなく目に飛び込んでくる街って、たいていメシが旨い

道端へ山積みにされた食器。こういう光景がさりげなく目に飛び込んでくる街って、たいていメシが旨い

コンビニへ立ち寄って、ビールを一缶あける

台湾のコンビニは、イスとテーブルが設置されていることが多く、休憩するのに便利な空間だ。

コンビニのイートインで台湾ビールをいただく

コンビニのイートインで台湾ビールをいただく

酪梨牛奶(アボカドミルク)で喉をうるおす

三月といえど、ここは台湾。

日没までは、汗ばむような陽気の日がつづくことも、少なくない。

酪梨(アボカド)の特大フォントが、目を引く

酪梨(アボカド)の特大フォントが、目を引く

通りのすみっこにジュース専門店がある。いろいろなメニューをあつかっているが、とりわけ大きなフォントで酪梨(アボカド)と表示しているあたり、この店の「勝負素材」だと思った。

酪梨は、「バターのような果実」という意味。

その酪梨を使ったミルク、「酪梨牛奶」があるという。味の想像もつかず、勇気が必要だったけれど、注文してみた。

酪梨牛奶(アボカドミルク)、その場でミキサーで作ってもらえるので鮮度抜群

酪梨牛奶(アボカドミルク)、その場でミキサーで作ってもらえるので鮮度抜群

アジ吉
うーん……ちょっとイメージと違っていたかも。本当は、ゴクゴク飲める、サラサラのジュースが飲みたかったけどなぁ

ストローで吸いこんでみると、おもいのほか粘度が大きくゆっく〜りと、管内を上がってくる

「ゴクゴク飲めるジュース」を期待していたので、若干がっかりしかけたが、いったんストロー内が液で満たされると、一気にスピードアップ。スルスルと喉に走っていった

甘さについても、脳へ「甘い」という味覚が伝わるまでに、ワンクッション置くような、「ゆったりテンポ」の甘さ

それなりにちゃんと冷たい、それなりにちゃんとゴクゴク飲める、いろいろな意味で「ワンクッション」な、ゆっくりジュースであった。

ほどよく空腹感が強まってきたところで、ハシゴ先のレストランへと向かう。

台湾・板橋(バンチャオ)|天ぷら? おでん? 有名店「北門田不辣」で、食カルチャーショック

ここ「板橋」は、本当に食べ歩きのためにできた街のようなもの。

とびきり旨い店たちが、これでもかというほど密接したエリアに集まっており、徒歩でスタンプラリーのように巡れてしまう。食べ歩き好きにとっては「食のテーマパーク」といっても過言ではない。

次にやって来たのは、いかにも「昔から地元民に愛されつづけてきました」という雰囲気「北門田不辣」

板橋のちょっとした有名店「北門田不辣」へ

板橋のちょっとした有名店「北門田不辣」へ

台湾の人気店には、メニューが一種類のみということが少なくない。

ここも、提供されているメニューは田不辣(てんぷら)のみ。なので、オーダーするには、大か小かを伝えるだけで良い

店頭メニューは田不辣(てんぷら)のみ

店頭メニューは田不辣(てんぷら)のみ

「田不辣」という漢字で、「テェンプラー」と発音する。

そう。「田不辣」とは、台湾式てんぷらのことであった。

夕食まで待てない食べ盛りの学生で賑わう。夕食前なのに満員の店内

夕食まで待てない食べ盛りの学生で賑わう。夕食前なのに満員の店内

「小」サイズを注文

「小」サイズを注文

台湾式てんぷら「小」サイズを注文し、テーブルに届いたお椀をみて、びっくり仰天

日本人の考える「てんぷら」とは、ビジュアル的にかけはなれた一品。味的にも、完全に別物であることは、一口目を味わう前から容易に想像できた。

トロトロの濃口ソースに、モチモチの具材

日本人が「てんぷら」と聞くと、サクサクッと揚げられたアレを想像するが、ここ台湾の「てんぷら」は、なぜかさつま揚げのようなものが入っている

日本料理でたとえると、「てんぷら」というよりかは、おでん、あるいは、温かい和スイーツを食べているような感覚に近かった。

食べ終わると、会計のときに何かを言われたが、早口で分からない。

店内のテーブルへ戻るよう、おっちゃんに言われた気がして、そうしてみる

店内のテーブルへ戻るよう、おっちゃんに言われた気がして、そうしてみる

どうやら「テーブルに戻れ」と言ってるみたいなので、そうしてみると、ヤカンを手にしたおっちやんがやってきた。

アジ吉
食後に、温かいお茶でも飲んでいけ、ってことかな?

なかなか良いサービスではないか

ところが、おっちゃん、アジ吉が完食したばかりのおでんの器に、何やらナミナミと注ぎだした。お茶かと思ったら、スープ

そう。

おでんの食後には、器にこびりついたトロトロソースに、あっさり風味の熱々スープをかけて希釈し、ズズズッといただくのが「台湾式」作法らしい。

ナミナミとスープを注がれ、あら不思議、コテコテ系からアッサリ和風へ変貌

ナミナミとスープを注がれ、あら不思議、コテコテ系からアッサリ和風へ変貌

このスープ、どこかで味わったことがある

まるで、和風出汁のように透明感たっぷり……と思ったら、店の奥に和風出汁の段ボール(もろネタばれwww)。

和風テイストの原因がネタバレ判明

和風テイストの原因がネタバレ判明

このスープ、白米にかけて食すと、絶対何杯でもパクパクごはんが進む系とみた。

「てんぷら」本体は、どうしても日本風の「先入観」が頭にあるため、斬新すぎる台湾式に戸惑いを隠せなかった。正直、自分がこの料理を好きかどうかと聞かれたら、答えに迷う。食後の残りソースを、熱々スープで割っていただいたものが、一番美味しかった

台湾の夜は、始まったばかり

お腹が満たされたところで、さぁホテルへ帰ろう、ということにはならない

「夜市大国」台湾へやって来ておきながら、日没後、室内にひきこもってしまうのはヤボである

気がつけば日も沈み、「買い食い」ミッションをコンプリートした学生も帰路に

気がつけば日も沈み、「買い食い」ミッションをコンプリートした学生も帰路に

まだ、「門限」があってもおかしくないくらいの年齢に見える、学校ジャージ姿の子どもたちが帰路につくのを尻目に、これから板橋の「南雅夜市」へ向かう。

ここ板橋は、主要な食べ歩きスポットのみならず、夜市へも、簡単に徒歩で移動できてしまう。台湾リピーターの旅人には、板橋で滞在することがトレンドとなる流れが、かならずやって来ると思う。

これくらいの「暗さ」になると、夜市は開きはじめていると思ってよい。夜市に厳密な「開店時刻」はない

これくらいの「暗さ」になると、夜市は開きはじめていると思ってよい。夜市に厳密な「開店時刻」はない

ピーク時間帯に備えて、仕込みに余念がない

ピーク時間帯に備えて、仕込みに余念がない

「南雅夜市」へ到着。平日の夜でも、地元民で賑わう

「南雅夜市」へ到着。平日の夜でも、地元民で賑わう

夜市を徘徊するうちに、次から次へと、魅力的な飲食店が目に入る。その中でも、「是非ここで今日の食べ歩きをしめくくりたい」と思えるレストランを発見。

台湾・板橋(バンチャオ)|名店「蚵仔之家」で牡蠣入りの焼き餃子を注文し、ボリュームに圧倒される

完全なる地元民むけで、観光客をほとんど見かけないようなローカル夜市ではあるが、夜市沿いには、実に多数の飲食店が軒を連ねる

その中でも、ひときわ大繁盛しているお店が目に留まった。

店名は「蚵仔之家」とある。

ひときわ賑わっている店を発見。牡蠣料理が専門の「蚵仔之家」

ひときわ賑わっている店を発見。牡蠣料理が専門の「蚵仔之家」

とりあえず入店し、周囲のテーブルを見渡す

メニューだけでは、どんな料理がやってくるか正確にイメージするのは難しいので、現地現物で料理を見てから判断するにかぎる。

観察の結果、一番気になったのは、牡蠣入り餃子「蚵仔餃」

牡蠣入りの焼き餃子「蚵仔餃」。四つ単位で注文できる

牡蠣入りの焼き餃子「蚵仔餃」。四つ単位で注文できる

メニューを見ると、最小注文単位が「四つ」

冷静にかんがえると、今日一日、たらふく食べ歩いてきたので、これは明らかな「無理ゲー」だと判断できる。ところが、このレストランが、本日の食べ歩きでは「最後の一軒」になるだろうことを思うと、ついつい気が大きくなってしまう。

とんだ落とし穴である。

アジ吉
多少ボリュームがある料理を注文しても、本日「最後の一軒」だし……ナントカナル、ナントカナル

テーブルに届いた「蚵仔餃」、まずその迫力に圧倒された

テーブルに届いた「蚵仔餃」。想像以上にボリューム感あるサイズに圧倒された

テーブルに届いた「蚵仔餃」。想像以上にボリューム感あるサイズに圧倒された

まるで「551蓬萊」の肉まんのように大きなサイズである上、それが四つも、ドスンドスンと皿に乗っかっているのだ。

普通にかんがえたら、四人家族用。ちょっと絶望的な気分になる。

中には、牡蠣が惜しみもなく散りばめられている

中には、牡蠣が惜しみもなく散りばめられている

一口かじって「開封」してみると、中には、牡蠣と豚肉、野菜が豪快に混ぜ込まれた具材がギッシリ。牡蠣は、惜しみもなく投入されており、一口かぶりつくごとに、口の中には牡蠣がひとつ入るくらい、どっぷり投入されていた。

たぶん、とても美味しいのだろうが、一日の「食べ歩きキャパ」を越えているせいか、味の判断をつかさどる脳回路がにぶっており、感動を得るには至らなかった

ゼーゼーいいながら、四つを完食

ところで、このお店にビールがないのは、台湾だから仕方ないといえど、残念すぎる。牡蠣がみっちり入った、カリカリ餃子は、絶対ビールと合う。合わないはずがない。

これだけ食べた後でも、スイカジュースは別腹

牡蠣入り餃子をフィニッシュし、あと、もうひと「わるあがき」するため、夜市の徘徊を再開

お腹はいっぱいだが、甘いものなら大丈夫

なにか、冷たくて、甘いものが良いと思ったら、ちょうどいいところにジュース屋を発見。

食べすぎムカムカを解消できる「一杯」を求めて

食べすぎムカムカを解消できる「一杯」を求めて

神様は、じつに好都合なように、人間の体を設計してくれたものだと感謝せざるを得ない。

お腹がいっぱいの状態になっても、デザートや、ジュースは、別枠で飲食できるようになっているのだから。

「西瓜源汁」、百パーセントのスイカジュース

「西瓜源汁」、百パーセントのスイカジュース

サイズは二種類、大(1000 ml)と小(700 ml)。「小」でもデカい!

サイズは二種類、大(1000 ml)と小(700 ml)。「小」でもデカい!

ピンク色のスイカジュースが店頭に並んでおり、あまりにも美味しそうだったので、これを買って帰ることに。

ハイハイ、大きいほうにしときなよ。美味しいよ♪
店員
アジ吉
一リットルも飲めねぇ……小さいほうでいいよ

「大」をすすめる店員だが、一リットルもスイカジュースを完飲できる自信がなかったので「小」を注文。それでも、七百ミリリットル。十分にデカい

夜市を歩きながら、ストローで吸ってみると「夏の記憶」がよみがえって、大感動

実は、今日、台北の空港から一歩外へ出たとき、外気が大変暖かく、「初夏」の気配そのものだった。ところが、そのときには「夏の記憶」は呼び起こされなかった。理由のひとつは、温暖化現象によって、日本の三月でも、たまに汗ばむ日がちらほらあったことだろう。

スイカジュースの味は、間違いなく、シーズン限定だからこそ、感動は大きかった

ところで、これだけのジュースを搾り取るのに、いったい、幾つのスイカが必要だったのだろう。

アジ吉
英語でスイカを watermelon というくらいだから、ひとつのスイカからでも、ドボドボ出るのだろうか

そう思ってインターネットで調べると、なんとスイカの九割は水分でできているのだとか。フルーツの中でも、トップレベルの水分含有率だそうだ。

勉強になった。

さて、明日は淡水方面へ出かける。そろそろホテルへ戻って寝ることにしよう。

(おしまい)

ブログランキング

初めましての方も、常連サマも、ご一読くださり、ありがとうございます。

■ブログランキングについて

ブログランキングで応援(クリック)をおねがいします。ランキングを確認いただけると同時に、皆様の「一票」が投票されます m(-_^)m

※なお、本サイトは台湾コンテンツがメインのため、「台湾」バナーを採用しています

にほんブログ村 旅行ブログ 台湾旅行へ
にほんブログ村


台湾ランキング

■記事のSNSシェアについて

「おもしろい」、「なるほど」と感じられた記事がありましたら、下のSNSボタンから記事をシェアいただけると、この弱小ブログをより多くの方へ知っていただけるキッカケとなり、今後、アジ吉が記事を作る上での、参考となり、励みにもなります

ひきつづき応援のほど、よろしくおねがいします m(_ _)m

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

Ajikichi

「美味しくなければ旅じゃない」が口癖。旨いものを求め、約三十か国を食べ歩く中で、台湾・ベトナムが誇る「感動的食文化」との運命的出会いを果たす。毎年、十回ほど「外食」と称して渡航。 専門は台湾とベトナムだが、「副業」として、東南アジア各地も行脚。美味しいもの、おもしろいもの探しには、余念も妥協もない。

オススメ記事

京劇メイク 1

目次1 プロローグ1.1 友人から「招待状」。平日のすごい時間帯に開催される台湾のお祭り1.2 台湾人でも勘違いした「僅差」ちがいの廟。ハプニングから一日開始2 ぶっとんだ神様たち2.1 やんちゃな神様「哪吒三太子」。特技はテクノ音楽ダンス ...

蓮の花を撮ってみた 1 2

目次1 泣く子も黙る「夏の台湾」がやって来る2 台北植物園2.1 園内図と注意事項2.2 一部エリアには「開放時間」の設定も2.3 「最高クオリティ」の木陰、ここにあり2.4 「健康増進中なう」の地元っ子たち2.5 珍植物たちを愛でる2.6 ...

3

目次1 午前六時台に、西門から街歩きをスタート2 「恋愛成就」の神様がいる廟、早朝から働いて暑さを回避する台湾の人々3 朝食は、外で買って食べることが浸透している「朝グルメ先進国」台湾4 めくるめくB級美食グルメに舌鼓4.1 「清粥小菜」| ...

暖色系のランプが照らす、薄暗い市場。地元の「すっぴん姿」、日常感が溢れる一コマ 4

目次1 台湾・板橋(バンチャオ)|グルメ食べ歩きの開始前に、市街地を観光2 台湾・板橋(バンチャオ)|「生炒魷魚」にて絶品グルメのイカスープに舌鼓3 焼き餃子、鍋にペタペタ貼って調理するから、中国語では「鍋貼」4 台湾・板橋(バンチャオ)| ...

図書館前の池に咲いていた花 5

目次1 台湾・北投(ベイトウ)|公私クサクサ、ちょっとした「傷心旅行」としてスタートした、ひとり温泉旅2 台湾・北投(ベイトウ)|「漢奇肉羹店」で全三種類の麺にトライ。すべてが「ナンバーワン」になる安定の美味しさだった3 台湾・北投(ベイト ...

ここは本当に、大都会バンコク? 6

目次1 「未開の地」バンナー上陸2 バンナーへ来るきっかけとなった、カオサンでの会話3 旅人、ときどき、ツアー開発企画担当4 本邦初公開!? バンクラチャオへの詳細アクセス情報!!5 バンナーから、ボート経由で、チャオプラヤ川の対岸「バンク ...

夕食でもブンチャーを注文 7

目次1 レストランは、石橋のように叩いて渡れ!?2 絶大な信頼感を持てるハノイのレストラン3 空腹は最高の「調味料」、ハノイまち歩き(前半)4 空腹は最高の「調味料」、ハノイまち歩き(後半)5 「最高の調味料」を得て、「最高のレストラン」へ ...

-台湾
-, ,

Copyright© アジアの何か。 , 2018 All Rights Reserved.