エンジニアと英語

日本人が「お手本」とすべき英語話者は、アメリカやイギリスのネイティブではなく、フィリピンやマレーシアの高学歴者層だという話

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こんにちは。

社会人の中でも自己啓発ジャンルとしては、どの時代でも一位や二位を争う人気スキル「英語」

「使える英語」を目指した英語教育改革が進められ、幼稚園や小学校から英会話に親しんだ世代が、今後社会へ進出することになり、日本社会における英語の重要性はますます強く認識されていくものと見込まれます。

筆者の英語学習歴については、二十代半ばから、ゼロの状態(留学なし・英会話教室なし)でスタートし、数年間でTOEIC 900点をクリア、その後に英語公用語圏へ三年間駐在したというものです。

そして筆者の発音は、ネイティブ(アメリカやイギリス)のような「カッコよさ」はなく、典型的なアジア英語です。

ネイティブや帰国子女の発音を聞くたび、それがコンプレックスになっていましたが、いろんな国々で英語を使ってビジネスをし、実績を出し続ける中で自信をつけ、最近では価値観が大きく変わりました

本記事では、これから英語学習にチャレンジしようと思われる方々を対象に、日本人がターゲットにすべき英語像について情報をシェアしたいと思います。

日本人が「先生」とすべきなのは、フィリピンやマレーシアの高学歴者層

日本人が英語学習のゴールとすべきなのは、アメリカやイギリスのネイティブではなく、フィリピンやマレーシアの高学歴者層

事実、フィリピンやマレーシアといった、英語を公用語に認定したアジアの国々では、街のいたるところで英語が幅広く通用し、字幕が表示されない映画館も珍しくありません

そういった国々では、大卒以上の高学歴者層にもなれば、かなり難解な語彙でも理解をしており、たいていの洋書を辞書なしで読みこなすくらいの実力を持っています。

その必要性がないため、彼ら彼女らがTOEICを受験することはないでしょうが、筆者の経験から判断すると、無勉強で受験してもTOEIC 900点は楽々上回るレベルであることはほぼ確実です。

発音には「なまり」があるものの、彼ら彼女らの英語は、どの国のネイティブからも理解される分かりやすいものです。

もちろん、ネイティブの中にも「なまり」は存在し、【通じる人数】に勝敗基準を設ければ、フィリピンやマレーシアの英語は、ネイティブの英語よりも勝っているというケースさえ出てきても不思議ではありません。

英語は、ネイティブとの近さより、発信できるコンテンツのほうが重要

筆者が英語学習をスタートしたときもそうだったのですが、英語学習の成果って、ネイティブ英語へどれだけ近づけるかという尺度ではかられているのだと信じていました。

実際には、ネイティブ英語=完璧という価値観は危険なものであり、非常に理解しづらい「なまり」を持つ居住エリアの方々もいますし、文法や語彙を正しく使えない人々も少なくありません。

少し話はそれますが、もし、筆者にお金があれば、アメリカやイギリスへ留学することができていたのかもしれませんが、実際にはあまり英語学習へ費やせる予算がなかったため、フィリピンのオンライン英会話を活用したという経緯があります。

その中で驚いたのは、フィリピン人講師が使う英語の分かりやすさと、ボキャブラリの豊富さ

さすが、フィリピンの最高学府(東大ポジション)とされるフィリピン大学の学生だと感心した記憶もありますが、このとき、(英語とは別の)母国語を持ちながら英語もきちんと使いこなすというフィリピン人講師からは、良い意味でショックを受け、自分の中で「ネイティブ英語=完璧」という固定概念が根底から破壊されるのを感じました。

話をもとに戻しますが、英語学習を楽しみ、成果を着実に上げていくためには、ネイティブ信仰を早々と捨て去ってしまったほうがメンタル的にも楽だし、目指すべき方向性を見誤らないということです。

フィリピンやマレーシアの高学歴者層だって、分からない単語はいっぱいあるけど、物おじせず国際社会を渡り歩いている

以前、仕事でフィリピンを訪問したとき、わざと高度な語彙を使ってみたことがありました。

どの単語かは忘れたのですが、英検1級の単語集や過去問でも頻出だったので、そういうレベルの語彙でした。

すると、意外なことに、会議に居合わせたフィリピン人(全員、フィリピン大学の出身)は、知ったかぶりをするどころか、筆者がその単語を口にした瞬間、即座に「それどういう意味?」と聞き返してきたのです。

辞書なしで洋書を理解し、字幕なしで洋画を理解できるレベルの人々であるにも関わらず(むしろ、そういうレベルであるからこそ?)、知らないものは素直に質問できるところに感銘を受けたのを今でも鮮明に覚えています。

この経験から良い意味で影響を受けた筆者は、ネイティブと会話するときでも、分からない単語は確認するようにするか、(質問できない状況であれば)スマホをいじるフリをして、その場でこっそり辞書を使ってみるなどして、自分の知識を補っていくようになりました。

ネイティブ信仰を捨てる必要はないと思う

最後に、もう少しだけ深堀しておくと、本記事では「ネイティブ信仰は悪」という印象を持たれるような書き方を(あえて)しましたが、実際、ネイティブの英語は素晴らしいものです。

音楽のように、聴いていて心地よいリズムや響きがありますし、ネイティブに近い発音を目指すため、専門のトレーニングに通うフィリピンやマレーシアの高学歴者層も一定数、存在します。

何が言いたいかというと、ネイティブ信仰をするかどうかは個人の裁量であり、重要なのは、「ネイティブのようでなければならない」という強迫概念を持たないことです。

そのような意味で、ネイティブ信仰を持ち続けた英語学習もありですし、実際、ネイティブの英語に近づく成果を上げている方々もいらっしゃいます。

本記事が、一人でも多くの英語学習者の方々にとって、目標とすべき英語には、様々な種類があり、どれが良い悪いという話ではないという事実に目覚めるきっかけを提供することができれば、うれしいです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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(おしまい)

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Ajikichi

「美味しくなければ旅じゃない」が口癖。旨いものを求め、約三十か国を食べ歩く中で、台湾・ベトナムが誇る「感動的食文化」との運命的出会いを果たす。毎年、十回ほど「外食」と称して渡航。 仕事はエンジニアをしており、デザイン思考が気になる今日この頃。

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