ベトナム

「ベトナム料理のメッカ」ハノイで、驚異的ハイレベルの本場グルメに舌鼓

投稿日:2018年3月6日 更新日:

レストランは、石橋のように叩いて渡れ!?

海外でのレストラン選びは「石橋渡り」

海外でのレストラン選びは「石橋渡り」

「あ、このレストラン、ぜったいリピる予感!」

一口目を食べ、口の中で「余韻」を味わい終えるまでの【最初の三十秒】で、そのレストランの評価って、わりかし正確にジャッジできてしまうもの。せっかくの海外旅行、レストラン選びでババは引きたくない。

だから、初めての店では、単品料理をひとつだけ注文し、美味しくなかったら、そこで会計を済ませるのがアジ吉流テクニック。

絶大な信頼感を持てるハノイのレストラン

そんな「石橋を叩く」ようにオーダーするアジ吉も、ハノイだけは例外。

何を隠そう、ハノイは、「美食の国」ベトナムの中でも、トップレベルのレストランが集まるグルメ激戦地区。舌の肥えたハノイっ子に支持されたレストランだけが勝ち残る
「自浄作用」が働くハノイで、料理クオリティの心配など、「釈迦に説法」
なのだ。

そんな素晴らしき食文化を誇るハノイを、数年ぶりに歩く。

今回は、ひさびさに一眼レフカメラを持参しての「写真旅」でもある。手抜きをして iPhone カメラで済ませてきた分、ボタンやダイヤルの操作から、記憶を呼び起こす必要があった。

空腹は最高の「調味料」、ハノイまち歩き(前半)

「空腹は、最高の調味料」だと信じるアジ吉。

歩くとお腹が空くし、クルマや電車の移動では見逃してしまうような「日常の一コマ」を垣間見れるのが楽しい。食べ歩き目的のときには、できるかぎり、自分の足を使って移動する。

「ラジコン式」幼児カートで遊ぶ親子

「ラジコン式」幼児カートで遊ぶ親子

日本では目にしたことがない光景。

若いパパが、ラジコンをコントロールするかのように、娘を乗せた幼児カートを動かしている。幼児カートは、非常にゆっくとしたスピードで動くから、安全面でも心配なさそうである。

親子ともに、遊ぶことができるオモチャ。

アイデアとして悪くはないと思う。

自転車に乗るベトナム婦人

自転車に乗るベトナム婦人

買い物帰りだろうか?

ベトナム帽子をかぶって、自転車でどこかに向かう婦人。

マラソン大会の予行演習中な人たち

マラソン大会の予行演習中な人たち

まだ朝早いハノイ。

ハノイ市街地のシンボル的存在である「ホアンキエム湖」のまわりは、交通規制がかかり、歩行者天国に。マラソン大会が開催されるようす。

コンディションを整えるため、湖のまわりを軽く走るランナーの姿がちらほら。

ホアンキエム湖の中に建つ「亀の塔」

ホアンキエム湖の中に建つ「亀の塔」

湖を一周するうちに、風景がつぎつぎと変わっていく。

湖の中に建つ「亀の塔」が、噴水越しに見える。

「ホアンキエム湖」をぐるりと一周した後は、「旧市街地」と呼ばれるエリアへ向かう。しずかな湖畔とは対照的に、人々の密集度が増し、ハノイで最も「下町」っぽさが残る場所の雰囲気とは?

空腹は最高の「調味料」、ハノイまち歩き(後半)

マスクをするバイク青年

マスクをするバイク青年

大量のバイクが通行するベトナム。

大気汚染の深刻さをあらわすかのように、マスクを常備する市民の姿が目につく。

シクロを修理中の運チャン

シクロを修理中の運チャン

こちらは、シクロが故障して、路上で修理作業中の運チャン。

自転車はまだしも、トラック、大型バスまで、東南アジアの運転手は、ちょっとくらいの故障なら自分でなおせるスキルを持っている人も、少なくない。車検などの法整備が進んでおらず、ボロボロの車体で運行する以上、いつトラブルに見舞われてもフシギではない。

だからこそ、すべてのドライバに必要とされる、「自己防衛スキル」なのだろう。

ハノイっ子は写真が大好き

ハノイっ子は写真が大好き

大きな一眼レフを首から下げていると、写真を撮ってくれと頼まれることがある。

この十年で、ベトナムも大きく変わっているのを感じる。以前なら、ベトナム人はもっとシャイだったし、どちらかと言うと、写真に写ることへ抵抗感を持つような人のほうが多かった。

Facebook やインスタの普及で、人々はオープンになっているのかもしれない。

果物売り。ベトナム女性は働き者

果物売り。ベトナム女性は働き者

道には、自転車で物売りをする女性の姿。

ベトナム女性はほんとうに働き者。ベトナム戦争で男性人口が減った時代もあった影響なのか、「家計も社会も、女性がささえる」という気概がベトナム女性の根底にあるのを感じる。対照的に、ベトナム男性はナマケモノが多い気がする…

おしゃれに積まれたベトナム帽

おしゃれに積まれたベトナム帽

ベトナムのまちあるきが楽しい理由は、ベトナム人の「おしゃれ」感覚が優れていることもある。

近隣の東南アジア諸国とは、あきらかに、雑貨の美しさ、仕上がりは格上である。品物の陳列方法ひとつをとっても、「絵になる」ような、ニクい演出も。

ベトナムが裕福になり、ベトナム旅行客も増えた

ベトナムが裕福になり、ベトナム旅行客も増えた

そう遠くない過去、ベトナムの観光ツアー参加者といえば、外国人ばかりであった。

ここ最近では、観光ツアーに参加するベトナム人も珍しい光景ではない。豊かになり、一家そろって旅行に出かけられる経済力の家庭も出てきている。その一方、シクロの運チャンなど、貧しい人は、いつの時代でも貧しいままである。

ベトナム女子、集合写真を横から撮影

ベトナム女子、集合写真を横から撮影

あるき進めると、やがて、ハノイの「旧市街地」と呼ばれる、歴史を感じる区域へたどりつく。

ベトナム人にとっても「インスタ映え」するスポットなのか、学生風の若者たちが、写真撮影に興じていた。おそらく、学校の課題とか部活とかで、写真撮影が必要なのだろう。

「ホアンキエム湖」につづき、「旧市街地」もぐるりとまわり、ハノイ市内のメジャーな観光ルートを「一筆書き」するように、ウォーキングを開始した場所へと戻ってきた。

時計を見ると、昼食にしては、すこし遅めの時間になっていた。レストランのピーク時間帯を外せたので、混雑していることもないだろう。ハノイで楽しむ、究極ご当地グルメとは?

「最高の調味料」を得て、「最高のレストラン」へ

ハノイのまちあるきを開始して、三時間。

空腹という「最高の調味料」を手にしたので、昼食のためのレストランへ向かう。どうせなら、この「最高の調味料」にふさわしい、「最高のレストラン」が良いに決まっている。そうおもってアジ吉が選んだのは Red Beans Trendy Restaurant というお店。

体が内面から燃えるように発熱! ハノイビールで消火!!

ハノイビールで体内の熱を冷却

ハノイビールで体内の熱を冷却

とにもかくにも、まずはビールを注文。

できるかぎり日陰をねらって、まちあるきをしていたつもりだが、ここの日差しの強さは、それくらいで防御できるシロモノではないらしい。

体の内面から、「燃えてるんじゃないか?」と思うように発熱している。

グラスに注いでもらったハノイビールを、もののわずか三十秒たらずでからっぽにして、ようやく料理をオーダーする気分になれた。

豆腐の新しい可能性を感じる創作料理

豆腐の新しい可能性を感じる創作料理

「あっさりしたものを…」

そう思って、豆腐に野菜をもりつけ、醤油系ソースで味付けをした一品料理を注文。

これがいきなり、我がストライクゾーンに命中。

味の「主導権」をにぎるのは醤油系ソースかと思っていたが、見事、予想はハズレた。あくまでも「主役」は、豆腐のクリーミーな舌触りであり、濃厚な味である。醤油は、あくまでも「脇役」として、ひかえめに味を添えているだけであった。

「常識」でかんがえれば、醤油と豆腐が混ざり合えば、醤油が圧勝しそうなもの。

豆腐の味を最大限引き出す為の「卓越した調理技術」を、このレストランが保有していることに他ならない。

幻のブンチャー(つけ麺)

幻のブンチャー(つけ麺)

お次にテーブルへ届いたのは、ハノイ名物、つけ麺料理「ブンチャー」。

パッと一目見ただけでも、ググっと食欲がそそられる。

真っ白いモチモチした麺、新緑の色をした野菜。鮮やかなコントラスト、お見事としか言いようがない。

幻のブンチャー(豚バラ肉)

幻のブンチャー(豚バラ肉)

ジャージャージャー!

ものすごいシズル音をたてて、鉄板をぐつぐついわせながら、豚バラ肉が届けられる。さきほどの白い麺、新緑色の野菜に、この豚バラ肉をからめていただくのが、「ブンチャー」のいただき方だ。

お味のほうだが、「コントラスト」が秀逸。

モチモチ麺に、プルプルプル肉、そこへサクサク野菜と「三拍子」そろって楽しめる食感。さらには、アツアツ肉、ヒンヤリ麺との、温度の対比もある。何種類ものコントラストが伏線をはるように、注意深く調理された一品。

まるで美術館で芸術作品に触れたようなエクスペリエンス。

嬉しさで悲鳴をあげる胃袋

なにせ、弾丸ツアーであり、時間がない。「あれもこれも」欲張りたい気持ちが抑えられない。ランチを終えると、休むひまもなく、まちあるき再開。すこしでも効率よく、カロリーを消費し、お腹をすかせるためである。

日本ではダイエット中の身分であるが、せっかくのハノイ旅行だ、都合よく忘れてしまおう

次なるターゲットは、ベトナム式かき氷「チェー」の人気店。「ベトナム料理のメッカ」ハノイの人気店で味わう、最高峰「チェー」の味とは?

わがままデザート

ハノイ 「旧市街地」にあるチェー専門店 Chè Bốn Mùa へ。

店頭が混雑していることに加え、「はやく食べたい」気持ちで、ついつい急かすような口調で、オーダーしてしまったアジ吉。

「あんたに食わせるチェーはないよ」

そう言わんばかりに、店のオバさんは、ふてぶてしくチェーを作りつづけている。

オーダーが伝わったのかどうか、(たとえ)きちんと伝わっててもチェーを作ってくれるかどうか、二重の意味で心配だったが、店内へ。

至福のチェー(ベトナム式かき氷)

至福のチェー(ベトナム式かき氷)

五分ほどして、チェーが無事にやってきた。

ほぼ「無味」というほど、コップ上部はあっさりひんやりした氷とゼリー。それとは対照的なのが、コップ下部につまっている、クリームや、甘い豆たち。これをかきまぜてブレンドさせると、甘すぎず、薄すぎず、絶妙なバランスへと仕上がる工夫が凝らされていた。

かき氷ひとつをとっても、大変奥深い「料理ジャンル」であることを思い知らされる、それがベトナムという国だ。

もう一種類、別メニューもトライしたい気分になったが、次回のハノイ旅行のため、とっておくことにする。

夕食は Essence Restaurant にて

Essence Restaurant 内装

Essence Restaurant 内装

デザートで涼しくなった後は、そのままレストランへ。

ハノイの人気レストランは、事前に予約しないと、入店を断られることがあるので、昼間のまちあるきタイミングで、ここへやってきて予約をしておいた。

今日はその必要もなかったようで、店内は空いており、静かな雰囲気で人気レストランのムードを満喫できた。

海老のフライ

海老のフライ

海老のフライ。

単なる「エビフライ」ではなく、ころもの下には、シチューのように濃厚な、とろとろクリームスープが仕込まれている。

口にしてアッと驚いてしまう、嬉しいサプライズ演出。

夕食でもブンチャーを注文

夕食でもブンチャーを注文

昼にも食べた「ブンチャー」だが、あまりにも美味しかったので、夕食でも注文。

さすがにハノイが誇る料理ということもあって、どのレストランで食べても、素晴らしいクオリティ。嬉しかったのは、昼食のブンチャーとは、まったく違う個性の味であったこと。

追加で注文した、オニオンスープも、至福の味わい。チーズがすりつぶされており、どこまでも繊細なベトナム料理の世界を満喫させてくれる一品だ。

食べきれないボリュームの食事でしめくくる、大充実の一日さんぽ

野菜たっぷり、春雨風ひんやり麺

野菜たっぷり、春雨風ひんやり麺

一品一品のボリュームが思ったよりも、しっかり。

ついついメニューに並んだ美食へ目がくらんでしまい、後先考えずオーダー。最後に届いた、春雨風の麺料理は、半分ほど食べた時点で、もう胃袋が限界に到達してしまった。しかたなく、残りの半分は「お持ち帰り」にしてもらい、ぜいたくな夜食として、楽しませてもらった。

「まちあるき」を通じ、ハノイの雰囲気を大満喫しつつも、食べたかったレストランを全部ハシゴできた、大満足の一日であった。

(おしまい)

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Ajikichi

「美味しくなければ旅じゃない」が口癖。旨いものを求め、約三十か国を食べ歩く中で、台湾・ベトナムが誇る「感動的食文化」との運命的出会いを果たす。毎年、十回ほど「外食」と称して渡航。 専門は台湾とベトナムだが、「副業」として、東南アジア各地も行脚。美味しいもの、おもしろいもの探しには、余念も妥協もない。

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