台湾とベトナムのグルメ紀行文|アジアの放浪的旅行記

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ベトナム

【普通のハノイ観光】に飽きた方へおすすめ。ハイバーチュン区

投稿日:2018年9月29日 更新日:

はじめに:灯台下暗し。まだあった、ハノイ市内の未開拓スポット

関空からは、タイやマレーシアへのLCC直行便が運行する中、ベトナムへは第三国(台湾・韓国・マレーシア・タイなど)を経由するしかない状態が続いていた。

2018年11月8日、ベトナム愛好家には「福音」だが、ベトジェット(Vietjet)が関空〜ハノイの直行便を就航したのだ。

ベトジェット(Vietjet)

ベトジェット(Vietjet)

これから、ますますハノイを訪問する旅行者が増えると思うし、ハノイが好きになって、二度、三度と【リピート訪問】する人も増えて行くことも考えられる。

ところで、ハノイで【観光スポット】とされるエリアは意外とせまい。

このエリアを巡り終えたら、サパやハロン湾といった近郊ツアーへ出かけるというのが、ハノイ観光の「テッパン」となっている。

アジ吉
サパもハロン湾も、「近郊」と言えど、結構遠いから、一日や二日は、余裕で飛んで行くよね。それよりも、ハノイ市内で、もっと手軽に行けるような、面白いエリアはないのだろうか?

こういう問いかけが、本記事執筆の動機となっている。

具体的には、ハノイ市内の「ハイバーチュン区」にスポットライトを当てたい。

まだ観光客が訪問することは少ない、このエリアに潜む、グルメをはじめ、街の魅力について情報発信しようと思う。

ハイバーチュン区の街並み

ハイバーチュン区は、ベトナムの「フツーの街」といった体の、素朴なエリア。

しつこい「客引き」にあうことはないし、地元民にも、ガツガツしたところはなく、ハノイ本来のゆったりとした空気が流れる一帯である。

「cho hom(ホム市場)」

観光客のことなど、まったくお構いなしの品揃え(ほとんどが衣類品)。

「ド」のつくローカル市場が、このホム市場である。

市場の入口

市場の入口

地元民向けの品揃え

地元民向けの品揃え

けっこう高い屋根

けっこう高い屋根

【18時まで営業】ということになっているが、訪問する時間帯が遅くなってしまった場合、開いている店の数も減ってしまう。

正午ごろがベストで、遅くなったとしても午後三時までに行くのが良いだろう。

なお、布を扱う専門店があるため、ここで購入した生地を仕立て屋に持ち込んで、「オーダーメイド」の服を作るというアイデアもありだ。

「Nha tho Ham Long(カトリック教会)」

仏教国のベトナムでありながら、ハイバーチュン区には、賛美歌の流れる一帯がある。

歌の聞こえて来る方向へ足を運ぶと、けっこう大きな教会。

カトリック教会

カトリック教会

教会の外観

教会の外観

教会の内観

教会の内観

カトリック教会のようで、空席も見られないほどの人口密度で、信者が集っているところだった。

東南アジアの教会にしては、珍しく、冷房の空調が完備されており、教会内は涼しい。

しばし、地元民に混じり、教会の厳かな雰囲気に身を委ねてみるのも良いかも知れない。

異国情緒ある建物

ハイバーチュン区を夜に訪れる者への、ちょっとした「特権」がある。

エキゾチックなデザインの建物が、それぞれの個性を反映させた「カラー」でライトアップされた光景が待ち受けている。

ピンク系にライトアップされた建物

ピンク系にライトアップされた建物

ピンク系あり……

イエロー系あり……

イエロー系にライトアップされた建物

イエロー系にライトアップされた建物

東洋のものとも、西洋のものとも判別しがたい「ベトナムらしさ」が堪能できるエリアである。

ハイバーチュン区のグルメ

「街並み」を楽しんだ後は、ハイバーチュン区のグルメを満喫したい。

有名店、地元っ子向けの店を、一軒ずつご紹介する。

「Quan Com Pho(クァンコムフォー)」

ハイバーチュン区へ来たら、この「一軒」は欠かせない。

実は、ハノイでもけっこう有名で、日本人観光客が大勢訪れるレストランなのだ(このレストランで食べたら、ハイバーチュン区のことは素通りして、ホテルへ帰るというパターンが多いようだが……)。

入口

入口

入店すると、「親日国」ベトナムでも、superがつく親日派のスタッフが出迎えてくれる。

ハノイビールを注文したいところだったが、在庫がなく、サイゴン・スペシャルを注文。

サイゴン・スペシャル

サイゴン・スペシャル

歩き疲れた体をイスにゆだね、ビールを開栓。

ベトナム食べ歩きの「醍醐味」ともいえる瞬間だと思う。

テキトーに注文した料理が、手際良く、スピーディに提供されていく。

テーブルが料理でうまっていく……

テーブルが料理でうまっていく……

接客の「スマートさ」も、このレストランが気持ちよいところであり、日本人観光客への「訴求ポイント」でもあると思う。

なぜか、ご飯には、大きな「竹串」が乗っかっている。

「竹串」が乗っかった釜

「竹串」が乗っかった釜

「おこげ」たっぷり

「おこげ」たっぷり

お釜からご飯をよそって納得、「おこげ」がたっぷりあるので、ご飯を釜から分離させるために【太い棒】が必要なのだ。

茄子を切り開いて、ミンチ肉をまぶした一品料理。

茄子の一品料理

茄子の一品料理

ビールのつまみにピッタリ。

「揚げ物」かと思って注文した一品料理、中身は、豆腐。

揚げ物?

揚げ物?

中身は豆腐

中身は豆腐

ヘルシーな料理メニューが充実しているのも、ベトナム料理というジャンルの持つ魅力。

スープは、トマトとニンニクの味つけ。

スープ

スープ

茶碗によそった白飯にかけると、お茶漬けならぬ「スープ漬け」へと変身。

日本のレストランでやったら「下品」だと見られかねない食べ方だが、「スープ漬け」は、ベトナム社会では、ごく一般的。

抜群のコスパ

抜群のコスパ

これだけ飲み食いして、お会計は177,000ドン(約870円)という、抜群のコスパ。

ベトナムでは、店側が「計算ミス」しているケースも少なくないが、この会計はバッチリあっていた。

店名 Quan Com Pho
住所 29 Lê Văn Hưu, Ngô Thì Nhậm, Hai Bà Trưng, Hà Nội
営業時間 10:30-14:00、16:30-21:00
電話番号 04-3943-2356

「Banh Duc Nong(バン・ドゥック・ヌゥオン)」

ハイバーチュン区へ来たからには、見逃さないようにしたい「隠れた名店」が、こちら。

【地元っ子で、知らない人はいない】という有名店であるが、観光客の間では、知名度はまだまだ低い。

たしかに「Banh Duc」の文字があるけれど……

たしかに「Banh Duc」の文字があるけれど……

知名度の低さは、その立地条件とも無関係ではなく、「まさかここに?」という狭い路地を突き進んだところにある。

ハイバーチュン区の月明かり、夜のネオンをすべて吸収してしまいそうなほど、深い暗闇の広がる路地。

ビックリするくらい狭い路地

ビックリするくらい狭い路地

お店と「ご対面」

お店と「ご対面」

カメラの設定を「細工」したから、さほど暗くないように見えているが、肉眼では【視界・数メートル】というエリア。

このような立地条件にも関わらず、お店は大繁盛している様子。

本店

本店

分店

分店

「本店」だけでは客席数が不足したらしいく、そこから徒歩十メートルくらいの場所に、少し新しい「分店」も営業。

店員さんが、めちゃくちゃ親切。

親切だった店員さん

親切だった店員さん

夜といえど南国の蒸し暑さが「眠る」ことはなく、ダラダラ大汗をかいていたら、扇風機をつけて、こちらに風が来るよう、設置してくれた。

こちらが、看板メニュー「Banh Duc Nong」

店名にもなっている「Banh Duc Nong」

店名にもなっている「Banh Duc Nong」

看板メニューの料理名が、そのまま店名になっているようだ。

まるで「明石焼」を思わせるような、塩味の効いた、おいしい出汁。

そこへ、時間が経っても固まることのない、【不思議なお餅】が入れられており、まさに「スーパー柔らかお雑煮」といった料理。

店名 Banh Duc Nong
住所 8B Lê Ngọc Hân, Quận Hai Bà Trưng, Hà Nội
営業時間 08:00-21:00

まとめ:次回のハノイ旅行で、ぜひ旅程に仕込んでみたいエリア

ハノイ観光の予定があるなら、是非このハイバーチュン区を訪問することをオススメしたい。

午後三時くらいに訪問するという、ゆっくり目のスケジュールでも十分に楽しめるので、旅程に仕込んでみてはいかがだろうか。

なお、ハノイ観光エリアの中心にある「ホアンキエム湖」からだと、タクシーで十分もかからない近場なので、気軽に立ち寄れるエリアと言えるだろう。

(おしまい)

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Ajikichi

「美味しくなければ旅じゃない」が口癖。旨いものを求め、約三十か国を食べ歩く中で、台湾・ベトナムが誇る「感動的食文化」との運命的出会いを果たす。毎年、十回ほど「外食」と称して渡航。 専門は台湾とベトナムだが、「副業」として、東南アジア各地も行脚。美味しいもの、おもしろいもの探しには、余念も妥協もない。

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