ハノイ

【画像閲覧注意】ハノイの面白い観光スポット。地獄寺「Chùa Phổ Linh」にあった身の毛もよだつ地獄絵図を、ひとつ残らず写真撮影してきた

投稿日:2019年1月12日 更新日:

ここ最近、大阪とハノイを直行で結ぶLCC(Vietjet)が就航してくれたことにより、ハノイ旅行のハードルが一気に下がった(予算面、移動時間面の両方)。

世界トップレベルの美食レストランが密集する割には、ものすごく物価が安いので、ベトナム政府が永住ビザさえ発行してくれたら、いつでも日本の会社をやめる準備はできている。

探せば探すほど、「穴場」観光スポットがこばんのようにザックザク見つかるのも、ハノイという都市の持つ面白さ。

何度目の訪問になっても、(前回は東方向だったので)今回は西方向を探検してみようといった、まるで「玉手箱」を開けるみたいなワクワク感を、いつまでも楽しむことができる。

さて。

「地獄寺」の本場と言えばもちろんタイであり、2018年には、そっち方面のディープな書籍も販売されている。

非常に興味深い内容だったので、気になる方は、ぜひ一読してみて欲しい。

本記事では、ベトナムの首都・ハノイにも、こうした「地獄寺」が存在することをご紹介したいと思う。

なお、グロテスクな写真コンテンツが含まれているため、閲覧は心の準備をしていただきたい。

ハノイの地獄寺「Chùa Phổ Linh」訪問レポート

地獄寺の立地は、ハノイ観光客の多くが訪問する「ホアンキエム湖」から北西へ7km離れた場所。

観光客に人気のあるホテルもいくつか営業しているエリアだが、地獄寺そのものを、観光客が訪れることはなく、あまり知られていない存在である。

地図(広域)

地図(広域)

地図(拡大)

地図(拡大)

タクシーを利用すれば、ホアンキエム湖から出発しても、三十分くらいで到着できるだろう。

実を言うと、アジ吉、このお寺へやって来た時点ではまだ、ここが地獄寺であることなど、つゆ知らず。

湖面へシンメトリーに映り込む寺

湖面へシンメトリーに映り込む寺

あくまでもノンキに構えていたのである。

アジ吉
湖面へシンメトリーに映り込んで、美しい寺だなぁ

ベトナムならどこにでも見られる、中華風(?)の装飾が施された正面ゲートから入場。

正面ゲート

正面ゲート

観光客が立ち寄らないことはもちろん、地元の人の姿もなく、境内はヒッソリとしていた。

正面ゲートを入ってすぐのところに、仏像が登場。

仏様

仏様

このホトケサマが、この寺の見所なのかなと思いつつ、寺の敷地から言うと、奥の方にもっと「何か」があるはずだ。

長い廊下にやってきて、ようやく【異変】に気づく。

何やら雰囲気がおかしい……

何やら雰囲気がおかしい……

そう、ここは普通の寺ではなかったのだ。

「地獄寺」だった

昔、タイにハマって、ツキイチで遊びに出かけていたが、そこで見た「地獄寺」ほどではないものの、ハノイの地獄寺も、かなり強烈。

「地獄絵図」 1

「地獄絵図」 1

「地獄絵図」 2

「地獄絵図」 2

「地獄絵図」 3

「地獄絵図」 3

「地獄絵図」 4

「地獄絵図」 4

「地獄絵図」 5

「地獄絵図」 5

「地獄絵図」 6

「地獄絵図」 6

「地獄絵図」 7

「地獄絵図」 7

「地獄絵図」 8

「地獄絵図」 8

「地獄絵図」 9

「地獄絵図」 9

「地獄絵図」 10

「地獄絵図」 10

「地獄絵図」 11

「地獄絵図」 11

「地獄絵図」 12

「地獄絵図」 12

「地獄絵図」 13

「地獄絵図」 13

「地獄絵図」 14

「地獄絵図」 14

全部で14枚ある「地獄絵図」だが、小さい頃に連れてこられたら、きっとトラウマになっていたと思う。

実際、幼子をここへ連れてやってきて「悪いことをしたら、こうなるんだよ」と言い聞かせるベトナム人は、一定数、かならずいると思う。

地獄絵図のゾーンを抜ける頃に、二つ目のゲート。

二つ目のゲート

二つ目のゲート

さらに、何か恐ろしいアトラクション(?)が待ち受けているのかと身構えたものの、ここから先はノーマルな寺(笑)。

平凡なストーリ展開に、若干、残念な気もしたが、恐ろしいものばかり見ても楽しいわけがない。

本堂

本堂

境内の等

境内の塔

順路をたどれば、最後の方で「普通のお寺」が出現するあたり、ここで祈っておけば、日頃のおこないをリセットできるかもしれないという心理状態にもなる。

そんなに悪いことをしないはずだが、念入りに祈ってから、地獄寺を後にしたのであった。

地獄寺に興味を持たれた方は、以下の本が、きっとツボにハマるはずなので、ぜひご覧になって欲しい。

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(おしまい)

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Ajikichi

「美味しくなければ旅じゃない」が口癖。旨いものを求め、約三十か国を食べ歩く中で、台湾・ベトナムが誇る「感動的食文化」との運命的出会いを果たす。毎年、十回ほど「外食」と称して渡航。 仕事はエンジニアをしており、デザイン思考が気になる今日この頃。

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