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【おすすめハノイ観光】線路沿いに人々が暮らすトレインストリート|旧市街地から徒歩10分のインスタ映えスポット

投稿日:2018年9月5日 更新日:

はじめに:ハノイ随一のインスタ映えスポットとは?

ベトナム到着から一夜明け、まだ旅の疲れがとれないうちから、早起きをして、向かう先があった。

ハノイ随一のインスタ映えスポット、「トレインストリート」だ。

その名の通り、線路が「通り」になっているという、珍しいスポット。電車が通るときには線路として使われるが、一日に二回(昼・夜)しか通過しない。

子どものように素直な感性を持っているベトナムの人々に言わせてみれば、一日二回という使用頻度では、線路が「もったいない」ということになるのだろう。

電車が通らないときには、近所の人々が、線路の上で自由に日常生活を営む様子が見られる。

トレインストリートへの行き方

行き方は簡単だった。

以下の地図を見ていただきたい。

「トレインストリート」行き方

「トレインストリート」行き方

本記事で掲載する写真は、上記画像のピンク線の部分で撮影されたものである。

A地点、B地点のどちらからでも、線路に侵入することは可能だが、オススメはB地点から入ること。

B地点には踏切があるため、線路への「入口」が明確であるからだ。一方、A地点は、「入口」が目立ちにくいので、見落としてしまうかも知れない。

本当にインスタ映えするのは「電車」ではない

インスタ投稿用の写真を撮ろうと思っている方には、「電車」がメイン被写体だと思っている方もいるだろうし、ある意味、その通りでもある

実際には、しかしながら、「電車」そのものよりも、線路沿線における「人々の暮らし」にレンズを向けた方が、興味深い写真が撮れると感じた。たとえ「電車」が被写体に含まれなくても、写真に「線路」を含めることで、そこがどういう場所かという情報は、十分に表現できる。

他にも、以下のような理由があるので、あまり「電車」に固執した旅プランを立てる必要もないと思う。

■「電車」に固執しないほうが良い3つの理由

  • 電車は一日二回、15:00過ぎ、19:00過ぎに来ると言われているが、定刻通りではない可能性もある。いつ来るか分からない電車を、線路で待ち続けるだけだと、せっかくのハノイ観光時間が減って、もったいない
  • 電車は、あっという間に通り過ぎてしまう。長い時間、待っていたところで、写真に収めることができるのは、ほんの数十秒にも満たない短時間である。そのために、一時間も二時間も待つ価値があるだろうか
  • 電車が来る時間帯(15:00過ぎ、19:00過ぎ)は、必ずしも、写真撮影に撮ってベストな時間帯ではない。15:00過ぎだと、まだ光が強すぎるし、19:00だと日が沈んでいる可能性もある

もちろん、たまたま運良く電車の通過時間帯に居合わせることができれば、「電車」と「人々の暮らし」の両方を撮影することもできる。

自分の滞在スケジュール(食事、ツアー参加など)を加味し、無理しない範囲で撮影日時を決定するというスタンスで良いと思う。

ハノイの「目覚め」

ハノイ旧市街地から、トレインストリートへ向かう。

まだ朝の7時だが、ハノイの街はすでに目覚め始めており、一日の「始まり」を感じる光景が目に飛び込んでくる。

早朝から「本日一人目の客」を待つ

早朝から「本日一人目の客」を待つ

湯気をあげる鍋を見守りながら、「本日一人目の客」を待つ女性。

「カチャッ」と乾いた金属音がするので振り向くと、日本では見たことのない、斬新な【開錠方法】でドアを開ける人。

まさかの「開錠」 1

まさかの「開錠」 1

まさかの「開錠」 2

まさかの「開錠」 2

まさかの「開錠」 3

まさかの「開錠」 3

こういった、ちょっとした日常生活の一コマが、われわれ外国人観光客にとっては物珍しく、好奇心をかき立てる原動力にもなる。

ベトナムのお店は、どこも商品がゴチャゴチャ陳列されているように思えるが、よく観察してみると、そこそこ小綺麗に整理整頓されていることに気づく。

開店準備

開店準備

商品は、縦と横に「整列」されており、密集してはいるものの、見苦しくない。手先が器用なベトナム人ならではの、陳列スキルだ。

この「几帳面さ」はベトナムの国民性だと思うが、それならば何故、街がゴミだらけになってしまうのか、いまだに理解に苦しむ。

「トレインストリート」訪問レポート

やがて、目の前に線路が開けた。

線路の両脇には民家が並んでおり、期待と好奇心が高ぶるのを感じる。

近辺の人々が、どのように線路を「有効活用」しているのか、レンズを向けてみた。

「リビングルーム」になった線路

線路のことを、まるで「リビングルーム」のように考えているのだろうか、ど真ん中に「イス」が放置されている。

線路は「リビングルーム」

線路は「リビングルーム」

どれだけ散らかし様であろうと、電車が来る時間帯には、すべての「家財道具」をキレイさっぱり撤去するという生活を、ここの人々は何十年と続けているのだろう。ある意味、キッチリしている。

線路は、足を置くのにちょうど良い高さに見える。

井戸端会議中

井戸端会議中

午前中に線路を電車が走ることはない。まるで【スターバックス】のように、喋りたいだけ、その場を占領できるわけだ。

こちらは、祖母・母・孫だろうか。

家族団らん

家族団らん

家族団らんの時間を楽しみつつも、孫が線路で転んで怪我をしないよう、おばあさんはしっかりと手をつないでいる。

「台所」になった線路

次は、線路が「台所」になっているシーンである。

線路は「台所」

線路は「台所」

【和式トイレのポーズ】で道ばたにしゃがむ習慣のあるベトナム人にとっては、レールのような低いものに座るのでも、まったく平気。ただ、固いレールの上に長時間座ると疲れるのか、小さな座布団のようなものを敷いているのが分かる。

彼女の前には、ガスコンロならぬ「炭コンロ」が並べられた「台所」が広がる。

マイ・キッチン

マイ・キッチン

彼女の城、まぎれもなく「マイ・キッチン」である。

線路の枕木に、平べったい板が敷かれている。まるで「まな板」のようだ。

線路が「まな板」に?

線路が「まな板」に?

その上には、野菜をきざんだような形跡がのこっているので、ますます「まな板」説が濃厚になる。

ところが、線路脇からやってきたニワトリによって、「まな板」説は、あっという間に否定されてしまう。

ニワトリ出現

ニワトリ出現

そう。

ここは、ニワトリが食事をするための「食堂」だったのだ。

ニワトリの「食堂」だった

ニワトリの「食堂」だった

さきほど、【野菜をきざんだような形跡】は、ニワトリのエサだったと分かり、謎が一つ解けた。

線路の「活用」事例(その他、番外編)

団らんの場であったり、食事の場であったり、線路の「活用」方法は様々。

基本的に、「寝る」以外のことは、何でもやっているように思えた。

デコボコで走りづらそうに思える線路脇も、地元ッ子は、器用にバイクで走っている。

バイクの「通路」にも

バイクの「通路」にも

電車が一日二本しか来ないと分かりきっている「安心感」があるからこそ、生まれる風景だと思う。

スズメも、線路の上で「休憩」している。

休憩するスズメ

休憩するスズメ

その落ち着きっぷりといったら、まるでスズメが、電車が(午前中には)来ないことを「知っている」かのようでもある。

まとめ:電車ダイヤではなく、写真クオリティを優先するという選択を

トレインストリートの端は、ゲートがあって先に進めないようになっていた。

「終端」はゲートが閉ざされている

「終端」はゲートが閉ざされている

おそらく、電車が通るときには、このゲートが開くのであろう。

基本、トレインストリートにおいて、住民が好き勝手にできるのは、本記事の冒頭で取り上げた地図のA地点〜B地点の間だけである。このゲートは、いま以上、好き勝手に線路を「活用」する住民が増えることを抑止する効果もあるように思えた。

やっぱり、撮影タイミングは、早朝か夕方に限る

以上、本記事では「電車」そのものは取り上げずに、「トレインストリート」の魅力をご紹介してみた。

繰り返しになるが、写真の発色が一番キレイなのは、早朝と夕方。

これは、近隣住民の食事時間ともちょうど重なるので、「絵になる」シーン(食事の準備、家族団らん)を撮影できる可能性も高まる。

「どうしても電車が通過するのを見たい」というニーズをお持ちの方はともかく、「写真撮影を楽しみたい」という方は、電車のダイヤ(15:00過ぎ、19:00過ぎ)ではなく、早朝と夕方を狙うのが吉。

ハノイ旅行計画の際、一考いただければ幸いである。

(ご参考)ハノイの魅力にもっと触れてみたい方は……

以下の記事も、是非チェックいただけると嬉しい。

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【インスタ映え必至】ハノイの街並み画像コレクション。ベトナム有数のフォトジェニックスポット

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ハノイの魅力は、それだけで一冊の「本」になってしまうほど、奥深いものだと感じていただけるかと思う。

(おしまい)

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Ajikichi

「美味しくなければ旅じゃない」が口癖。旨いものを求め、約三十か国を食べ歩く中で、台湾・ベトナムが誇る「感動的食文化」との運命的出会いを果たす。毎年、十回ほど「外食」と称して渡航。 専門は台湾とベトナムだが、「副業」として、東南アジア各地も行脚。美味しいもの、おもしろいもの探しには、余念も妥協もない。

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