目次
はじめに:リアル「ねこあつめ」的な世界観の村が、台湾にあると聞きつけて……
スマホで遊べる「ねこあつめ」というゲームがあることをご存知の方も多いと思う。
七秒で分かる「ねこあつめ」アプリ
起動したらこんな画面が表示され、ゲームが進行しても、画面が変わることはほとんどないという珍しいゲームである。

アプリゲーム「ねこあつめ」 (公式サイトより)
遊び道具・エサなどを、「ゲームステージ」にあたる庭へ設置しておくと、次から次へと猫が集まってきて、エサが空っぽになると、一匹残らず去っていくという、ホッコリ系アプリ。
2015年頃に人気絶頂を誇ったアプリなので、「一時ハマっていた」という過去形な方が多いかも知れないが、今なお愛好家の多い現役アプリである。
(参考)「ねこあつめ」公式サイト
リアル「ねこあつめ」の世界観を持つ台湾の村「猴硐猫村」へ
そんな「ねこあつめ」の世界観を持つ村が、ここ台湾に実在するという。ここは、「台湾公認インスタグラマー」としては、訪問しないわけにはいかない。
(参考)アジ吉のInstagramアカウントは こちら
台北駅から台鉄に揺られること、小一時間。電車は山間地帯を走り、「猴硐」駅へ到着する。

下車する乗客は、まばら
ぱらぱらと下車する乗客に混じって、プラットフォームへ降り立つと、そこはもう「猫村」。

駅構内 1
「ローカル駅」イメージそのもの、ドンピシャな駅舎。

駅構内 2
駅舎を正面から眺める。

宜蘭線「猴硐」駅
これ以上ないというほどの晴天。
天気がよすぎて、猫がどこかに隠れてしまっていないか心配ではある。
「猴硐猫村」を散策
改札口をくぐると、「猴硐」駅は巨大な歩道橋と接続されていることに気づく。
世界で唯一の「人猫共用橋」を抜けると、そこは自然豊かな村だった
内側から見ると、ずいぶんデコボコした壁だという印象を受けるが、それもそのはず。外側から見ると「猫」のデザインになっているという、ユニークな歩道橋なのだ。

駅と接続する歩道橋
ちなみに、Wikipediaの説明によると、この歩道橋は「世界でたった一つの人猫共用橋」という珍しいもの。猫が遊んだり休憩するスペースも随所にあり、人と猫が仲良く「シェア」して使っている歩道橋なのだ。
歩道橋を抜けると、まるで「林間学校」へやって来たかのような気持ちになる風景。
空気も新鮮でおいしく、思わず深呼吸。

のどかな雰囲気
道ばたには、猫のエサ皿が置かれており、猫を可愛がる地元の方の姿が、ありありと見えた気がした。

道ばたには、猫のエサ皿
そして、村を歩くうちに、意外と暑くないことに気づく。

村の様子 1
それもそのはず、日陰が豊富にあるのだ。

村の様子 2
これは、たくさんのニャンコと出会うチャンスがありそう。
そうこうするうちに、二十メートルごとに一匹の間隔でニャンコが出現。
猫フォト・コレクション「にゃんコレ」
警戒心ゼロで、爆睡するニャンコ。

警戒心ゼロ
涼しい場所を探す能力は、もはやプロ級?

「特等席」 1
隅っこが涼しいことを、どのニャンコもよく心得ている様子。

「特等席」 2
そういえば、こんな出来事も……
写真撮影をするアジ吉を見た地元のおじさん。


なんと、おじさん、写真の構図がよくなるようにと、寝ている猫を、慣れた手つきでススススーーーと動かしてくれた。
猫も、「いつものおじさんネ……」という感じで、まぶたを上げる様子すらなかった。この信頼感、この安定感、もう腹筋崩壊寸前www

いい「姿勢」で寝ているが……
良いショットが沢山撮れたのは、地元の方に手伝ってもらえたおかげでもある。
それにしても、2009年ごろに「猫村」として、猫の多さで観光地アピールし始めてから、まだ十年と経たないのに、ニャンコの「写真慣れ」がスゴい。

「写真慣れ」 1
カメラを向けると、シャッター音がちゃんと鳴り終わるのを待っているかのように、ジッと静止してくれる。

「写真慣れ」 2
もちろん、人見知りする猫も沢山いると思うが、アジ吉がシャッターを向けても、逃げてしまったニャンコは一匹もいなかった。

「写真慣れ」 3
まとめ:結論としては、「猫写真好きの聖地」に認定
さほど期待せずに、フラッと立ち寄った「猴硐」だったが、サービス精神旺盛なにゃんこたちとの出会いに恵まれ、思い出に残る日帰り旅行となった。
猫写真好きにとっては、タマラナイ「聖地」であることは間違いないので、我こそはとおもう方は、訪問してみて欲しい。