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はじめに:九份へ行った、故宮博物院に行った、小籠包も食べた。で、次は?
台湾旅行で、有名観光スポットをある程度制覇し、食べ歩きにもそこそこ満足してくると、もっと刺激が欲しくなることってありませんか?
そういうときにオススメなのが、台湾人しか知らないような、台湾のローカルイベントに参加してみることです。

ローカルイベントの風景
意外と知られていないんですが、ローカルイベント情報の鮮度が一番高いのは、Facebook(をはじめとするSNSツール)です。
本記事では、「Facebook検索」を使ったイベント発見方法について、基本的技術ノウハウをシェアし、一人でも多くの方が台湾旅行をいっそうエンジョイできることを目指します。
「Facebook検索」の長所3つ
雑誌、ガイドブックなどの情報媒体と比較して、「Facebook検索」の良さとはどこにあるのでしょうか。
イベントの主催者(台湾人)自らが情報発信をしているため、一般には、以下のようなメリットがあります。
- 情報が新鮮。事前告知だけではなく、イベント進行まっただ中の「実況中継」投稿もあったり、臨場感の高さも特徴
- 新聞には掲載されないような穴場ローカルイベントも、見つけることができる
- 中国語は、日本語と「漢字」用法が共通のケースも多いため、外国語だけど何となく情報ゲットできちゃう
「Facebook検索」の短所3つ
一方で、以下のようなデメリットがあります。
- 発信される情報の質(分かりやすさ、具体性)が、投稿主の執筆スキルに左右され、大きな「個人差」が生じてしまう
- Facebookのアカウントを所有していることが前提条件となってしまう
- けっこう開催直前(一ヶ月前くらい)の情報発信となるケースが多い。LCC航空券のセールは、出発三ヶ月前くらいのことも多いので、格安航空券を買う時点では、イベント情報が入手できない不便さがある
デメリットの3点はいずれも、そういった短所があることを事前認識した上で活用すると、恐るるに足らずです。
具体的な「Facebook検索」手順
メリットとデメリットについて理解したところで、実際のツール操作方法を見ていきましょう。
すごくシンプルなので、今日からでも、早速活用してみてくださいね。
ツール操作方法
以下では、iPhoneアプリ版のFacebookを使った説明ですが、AndroidやWindowsなどでも、画面と操作の流れは同じです。
まず、画面上部の検索欄にキーワードを入れましょう。どういうキーワードを入れるかは、いろいろ工夫し甲斐があるところです。ここでは、いったん訪問先の地名を入れましょう。
「台北」、「台中」、「台南」などの地名を入れた後、「Event」ボタンをクリックします。
このとき、もし「Event」ボタンが見つからない場合は、指で左右方向にスワイプすると、見つけられます。

手順1
すると、キーワード「台北」に関連したイベント情報が、ザックザク表示されます。
このとき注意すべきなのは、日本で開催される「台北」がらみイベントも検索結果に出てしまうことです。「開催地」情報をよく確認し、自分の興味に合ったイベントを見つけましょう。
ちなみに、日付や場所を使って、検索結果を絞り込む機能があります。これを使えば、ますます効率的に情報を見つけられそうですよね。

手順2
使ってみるべき検索キーワード
上述した例では、キーワードとして訪問先の地名(例:台北など)を使いましたが、これ以外にも、是非とも試してみるべきキーワードがあります。
その最強キーワードこそ「媽祖」です。
航海や漁業の守り神とされる「媽祖」は、台湾で最も幅広く慕われている神様で、どんな地方都市にいっても「媽祖」の祀られる廟があります。
特に、お祭りイベントの多くは「媽祖」に関連したものが多いため、興味深いイベントと出会える可能性も高いですよ。
番外編:イベント情報発信に積極的な主催者のページを「フォロー」するという方法も
伝統を重んじながら、新しいものを次々取り入れる台湾の文化。
由緒ある廟でも、独自の公式Facebookアカウントを作成し、積極的に情報発信をしているケースもあります。ごく一部ではありますが、その事例を紹介しておきます。
- 大甲鎮瀾宮 ディスカバリ・チャンネルによって「世界三大宗教イベント」にも認定された台湾最大の仏教イベント、「大甲媽祖巡行」でも有名な廟
- 艋舺青山宮 龍山寺ちかくにある、隠れた廟。五月ごろに開催される「艋舺青山王宮」は、無料の炊き出しごはんも振る舞われる
- 松山慈祐宮 台北母娘文化季「保民巡行カーニバル」では、「哪吒三太子」のノリノリダンスに注目
- 台灣媽祖聯誼會 「媽祖」がらみの情報発信が非常に充実しているページ
「いいね」をしておくと、イベント時期が近づくと、Facebookのタイムライン上に情報表示され、便利です。
まとめ:あなたのポケットにある、実は超お役立ちツールのFacebook。利用価値は絶大
多くの台湾旅行者が、かならずポケットに「携帯」しているはずのFacebookアプリですが、意外と、その利用価値に気づいていなかった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
以上でご紹介した方法が、少しでも参考になれば幸いです。
もし、台湾好きな友達が多い方は、本記事をSNSでシェアいただけると、アジ吉にとっては「一人でも多くの方に、より有意義な台湾旅行を楽しんでいただく」という、記事の執筆目的が達成されることになり、大変嬉しいです。
台湾のローカル情報収集には、まだまだいろんなテクニックがありますので、逐次ご紹介したいと思います。