台湾とベトナムのグルメ紀行文|アジアの放浪的旅行記

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台湾

480円の台湾新幹線で新竹へ。地元ッ子と仲良くなり、「百年老店」で飲んでオゴってもらう話

投稿日:

はじめに:機内で「あ、ビーフン食べたい」

大阪から台北へ飛ぶ飛行機の中で、突然、ビーフンが食べたくなった。

アジ吉
どうせなら、台北の北西にあるビーフン名産地、シンジュー(xīnzhú)で食べよう

桃園国際空港へ到着後、そのままダイレクトに、新竹へ。

本記事では、【ビーフン目的】で訪れた新竹での出来事に触れつつ、「新竹グルメ」の魅力を情報発信したい。

「新竹」訪問レポート

桃園国際空港内のWi-Fiを拾いながら、さっそく、新竹への交通手段について調べる。

アジ吉
桃園国際空港から新竹って、けっこう近い♪

Google Mapsで見るかぎり、台北から新竹へ行く場合よりも、「近道」に思える。

位置関係

位置関係

だが、インターネット上の情報を漁るうちに、そうでもないと判明。

桃園国際空港から新竹へ直接行く方法って、意外と不便なのだ。

(台北からでも、桃園国際空港からでも、同じくらいの時間がかかってしまう)

交通手段(桃園国際空港→新竹駅)

桃園国際空港から新竹へ「直行バス」や「直行列車」はない。

「4ステップ」もの交通手段が必要。

■桃園国際空港から新竹へ行くための4ステップ

カッコ内は、交通手段

  1. 桃園国際空港から桃園駅(MRT)
  2. 桃園駅から高鉄新竹駅(高鐵、もしくは、台鐵)
  3. 高鉄新竹駅から六家駅(徒歩三分)
  4. 六家駅から新竹駅(台鐵)

2ステップ目については、「高鐵、もしくは、台鐵」の二択。

アジ吉
どうせ「ツギハギ」になるのだから、4ステップぜんぶ、ちがう交通手段にしたほうが楽しそう

そういう理由から高鐵(台湾新幹線)を採用。

480円で体験。「チョイ乗り」台湾新幹線

桃園駅から高鉄新竹駅(約40km)で、十分間の「チョイ乗り」台湾新幹線を体験。

「新幹線」なのに、料金たったの130元(約480円)。

アジ吉
これはウナる安さ

新大阪から京都へも、ちょうど同距離だが、日本の新幹線は2,820円。

日台間、どうしても「六倍」にまで料金が違ってくるものだろう。

台湾新幹線へ乗車

台湾新幹線へ乗車

プラットフォームへやってきた流線型の車体は、オレンジ色のラインが印象的。

車内の雰囲気は、日本の新幹線そっくり。

にらめっこタイム

にらめっこタイム

小さな男の子と、にらめっこ。

同じ【鉄道旅行】でも、新幹線と、在来線(新幹線以外の列車)では、やはり雰囲気がぜんぜん違っている。

車窓の景色を楽しみたい場合、新幹線だと【動体視力】が試されるスピードなので、素っ気なく感じてしまうかも知れない。

超ハイスピードで景色が流れていく

超ハイスピードで景色が流れていく

なお、上の車窓写真は、まるで「停車」しているように見えるが、カメラ設定に「細工」したためであり、実際には、裸眼で見えないほど速い。

40kmほどの距離をわずか十分で移動し、新竹駅へ到着。

新竹駅へ到着

新竹駅へ到着

平均時速240km/hという計算になる。

めちゃくちゃ速い。

「新竹都城隍廟」きわめてユニークな「フード廟」

新竹駅から向かったのは、シンジュードゥーチェンファンミャオ(xīnzhú dū chénghuángmiào)。

アジ吉
廟の中に、フードコート?
アジ吉
フードコートの中に、廟?

こういう問いかけをすること自体が無意味で、両方とも「正解」。

強いて言えば「フード廟」、そんな場所だ。

廟か? フードコートか?

廟か? フードコートか?

フードコートの様子 1

フードコートの様子 1

フードコートの様子 2

フードコートの様子 2

同じ敷地内に、廟とフードコートが開かれている関係上、様々な「来訪動機」の人々が行き交う。

  • 参拝ついでに、食事をする人
  • 食事ついでに、参拝をする人
  • 参拝だけの人
  • 食事だけの人

ただ、ざっと観察する限り、魅力ある「B級グルメ・トラップ」を【素通りスルー】できる人は少数派。

その場で食べるにしろ、持ち帰るにしろ、みんな次から次へと、トラップにひっかかる、ひっかかる

「勇達店呉傳統小吃」百年の老舗

まるで「夜市」のような密度でひしめく店舗たち。

奥へ奥へ進んでいくと、古ぼけた店舗が。

アジ吉
へぇ〜、こんな店があったんだ……

新竹都城隍廟へは何度も来たことがあったけれど、奥まった立地なので、ずっと見落としていたようだ。

「勇達店呉傳統小吃」

「勇達店呉傳統小吃」

「百年老店」と看板に謳われており、その名をヨンダーディエンウーチュアントンシャオチー(yǒngdádiàn wú chuántǒng xiǎochī)という。

ずいぶん長い店名だが、台湾人のブログを見る限り、「勇達店」という呼称がよく使われている様子。

店名 勇達店(勇達店呉傳統小吃)
住所 新竹市北區中山路75号(城隍廟内)
電話 03-5221849

「新竹っ子」台湾人夫婦との出会い

そして、何より重要なのは、店内の冷蔵庫にビールがびっしり保管されており、店内は「飲ん兵衛」で満席状態

「飲ん兵衛」のオアシス

「飲ん兵衛」のオアシス

【ここしかない】という直感がして、料理メニューを確認せず、そのまま入店。

五十前後のご夫婦が座るテーブルへ、相席させてもらった。

アジ吉
(あなたたち、本当に台湾人ですか……)

とてもここが、【ビール文化では、盛り上がりに欠ける】台湾だとは思えない光景。

テーブル上に、空っぽの「台湾ビール」瓶が五本。つい今さっきにも、ビールを追加注文なすったところだ。

アジ吉は、ビールに加え、ビーフンチャオミーフェン(chǎo mǐfěn)、団子スープゴンワンタン(gòng wán tāng)を注文。

待ちこがれた「ビーフン」

待ちこがれた「ビーフン」

「団子スープ」

「団子スープ」

【うんうん、コレが食べたくて新竹へ来たんだよ】と頷きながら、黙々と食べ続ける。

アジ吉が日本人だと気づいたご夫婦、興味津々に話しかけてくる。

【夫】あんた、日本人かい
通りすがりの人
アジ吉
そうです
【嫁】コニチハ〜!
通りすがりの人

そこから「三人」での宴会が始まったのは、言うまでもない。

まさかの「初体験」

【嫁】せっかく新竹へ来たんだから、食べていって欲しいものがあるわ
通りすがりの人

ビーフンと団子スープでも、けっこうなボリュームだったのだが、次から次へと料理を進められる。

せっかくなので、ご好意に甘えさせてもらおう。

「蠣阿煎」

「蠣阿煎」

まずは有名どころ、牡蠣オムレツ
リー
アー
ジェン
(lì ā jiān)。

まるで「とろける」ような卵の調理加減が、たまらない。

【嫁】新竹ナンバー1! ナンバー1!
通りすがりの人

新竹発祥でもなく、台湾全土で食べられる料理だが、地元ッ子が太鼓判を押すだけあって美味しい。

一方、「見た目」だけでは、何の料理か分からない品も。

謎の「一品料理」が……

謎の「一品料理」が……

【嫁】チングヮ! チングヮ!
通りすがりの人

中国語で言われたので、「正体」が分からぬまま、口にする。

鶏肉のように、コリコリしていて、イケないこともない。

ただ、ちょっとだけ生臭い感じがする。

アジ吉
これって何ですか?
【嫁】こっちに来なさい
通りすがりの人

手を招かれて、店頭へ付いて行く。

そこで目にしたものは……

鶏

けろっぴ……

けろっぴ……

鶏肉と、「けろっぴ」が陳列されていたけれど、鶏肉じゃないことは明らかだったので、ここで正体発覚。

以前ベトナムで、犬・猫・ハト・ヤギを食べたことはあったが、蛙を食べたのは、多分、これが人生初体験……

その後も、しばらく店内で飲み続けたが、流暢な日本語で【骨まで愛して】を熱唱するなど、あくまでもご機嫌なご夫婦

「食後のアレ」

ご夫婦は、なんと、アジ吉の分も含めて会計を済ませたかと思うと、全部ごちそうしてくれたのだ。

台湾旅行では毎回、【何らかのカタチ】で台湾人から親切にしてもらっており、ますます台湾ファンになってしまうアジ吉。

【夫】ついて来なさい
通りすがりの人
【嫁】せっかく新竹へ来たんだから、もう少し食べていって欲しいものがあるの
通りすがりの人
アジ吉
ありがとうございます!

さきほど「人生初体験」をさせられたことを思い出し、内心、おっかなビックリでご夫婦の後をついていったのだが、向かった先は、普通の「台湾デザート」。

ホッとしたと同時に、【サプライズ】がなかったことで若干ガッカリするという、不思議な感情が生まれた。

食後は「台湾デザート」

食後は「台湾デザート」

【嫁】めしあがれ
通りすがりの人
【夫】紅豆が入ってて、美味しいよ
通りすがりの人
アジ吉
ごちそうになります!

紅豆とピーナッツ入りの、オヤツ。

「食後のデザート」としては、この上ない選択肢だったと思う。

ご夫婦とは別れ際、LINEアカウントを交換したのだが、残念なことに、操作ミスのため「トモダチ」追加できておらず、連絡をすることができないまま。

もう一度お会いしたいなぁ……

帰りは、在来線「自強号」。無残なムザ

もともと【ビーフン目的】だけだったはずか、濃厚な新竹旅行となり、大満足。

「帰りは気分を変えよう」と考え、在来線を利用するため、新竹駅へ。

「新竹駅」

「新竹駅」

在来線とは言っても、各駅停車する電車ではない

新幹線の次に速い、いわば有料特急「自強号」

新竹駅へ駆け込んだが……

新竹駅へ駆け込んだが……

iPhoneの時刻を見ると、ギリギリ次の「自強号」へ間に合いそうだったので、券売窓口へ猛ダッシュ。

アジ吉
台北行き、一枚
座席は売り切れているけど、それでもいいかい?
店員

次の電車まで待たないといけないとなると、けっこうな時間が空く。

二泊三日の「時短」台湾旅行なので、ここは【選択の余地なし】と判断。

アジ吉
オッケー!

そして発券された「無座」きっぷ。

「無座」とある

「無座」とある

「無座」きっぷは、指定席制の車両に座席が残っておらず、【立席で】乗車する場合に発券される。

不運にも「無座」に当たった場合、割引適用されるケースも一部あるが、自強号は、適用対象外。

移動中、空いてる席が発生すれば、「オーナー様」が乗車してくるまで座る権利はあるが、まるで【椅子取りゲーム】の様相。座席ゲットの「栄冠」は、そんなに容易でない。

地ベタリアン

地ベタリアン

地べたに座る人も多く、アジ吉も車両の一番隅っこで、「地ベタリアン」体験。

アジ吉
こういうとき、インドだったら、【網棚に】入り込んで寝るというオプションもあったっけ……

以前、インドで鉄道旅行をしたとき「無座」となったのを思い出し、網棚にスッポリおさまって眠る現地人もいたが、さすがに真似はできなかった。

地べたって、ひんやりしていて、ほどよい振動が伝わってくるので、意外と快適。

台北駅へ到着

台北駅へ到着

およそ七十分、ベートーベン『第九』の演奏時間ほどで、台北駅へ到着。

まとめ:台北からの日帰り旅行にも、相性バッチリ

半日ほどで、台北から日帰りで訪問できてしまう新竹エリア。

今回ご紹介した、フード廟こと「新竹都城隍廟」以外にも、魅力あるスポットが数多いエリアである。

今後、少しずつご紹介して行こうと思うので、引続き、記事をチェックいただけると嬉しい。

(おしまい)

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Ajikichi

「美味しくなければ旅じゃない」が口癖。旨いものを求め、約三十か国を食べ歩く中で、台湾・ベトナムが誇る「感動的食文化」との運命的出会いを果たす。毎年、十回ほど「外食」と称して渡航。 専門は台湾とベトナムだが、「副業」として、東南アジア各地も行脚。美味しいもの、おもしろいもの探しには、余念も妥協もない。

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