新竹

480円の台湾新幹線で新竹へ。地元ッ子と仲良くなり、「百年老店」で飲んでオゴってもらう話

投稿日:2018年9月29日 更新日:

はじめに:機内で「あ、ビーフン食べたい」

大阪から台北へ飛ぶ飛行機の中で、突然、ビーフンが食べたくなった

アジ吉
どうせなら、台北の北西にあるビーフン名産地、シンジュー(xīnzhú)で食べよう

桃園国際空港へ到着後、そのままダイレクトに、新竹へ。

本記事では、【ビーフン目的】で訪れた新竹での出来事に触れつつ、「新竹グルメ」の魅力を情報発信したい。

「新竹」訪問レポート

桃園国際空港内のWi-Fiを拾いながら、さっそく、新竹への交通手段について調べる。

アジ吉
桃園国際空港から新竹って、けっこう近い♪

Google Mapsで見るかぎり、台北から新竹へ行く場合よりも、「近道」に思える。

位置関係

位置関係

だが、インターネット上の情報を漁るうちに、そうでもないと判明。

桃園国際空港から新竹へ直接行く方法って、意外と不便なのだ。

(台北→新竹と、桃園国際空港→新竹は、けっきょく同じくらいの時間がかかってしまう)

交通手段(桃園国際空港→新竹駅)

桃園国際空港から新竹へ「直行バス」や「直行列車」はない。

「4ステップ」もの交通手段が必要。

■桃園国際空港から新竹へ行くための4ステップ

カッコ内は、交通手段

  1. 桃園国際空港から桃園駅(MRT)
  2. 桃園駅から高鉄新竹駅(高鐵、もしくは、台鐵)
  3. 高鉄新竹駅から六家駅(徒歩三分)
  4. 六家駅から新竹駅(台鐵)

2ステップ目については、「高鐵、もしくは、台鐵」の二択。

アジ吉
どうせ「ツギハギ」になるのだから、4ステップぜんぶ、ちがう交通手段にしたほうが楽しそう

そういう理由から高鐵(台湾新幹線)を採用。

480円で体験。「チョイ乗り」台湾新幹線

桃園駅から高鉄新竹駅(約40km)で、十分間の「チョイ乗り」台湾新幹線を体験。

「新幹線」なのに、料金たったの130元(約480円)。

アジ吉
これはウナる安さ

新大阪から京都へも、ちょうど同距離だが、日本の新幹線は2,820円。

日台間、どうしても「六倍」にまで料金が違ってくるものだろう。

台湾新幹線へ乗車

台湾新幹線へ乗車

プラットフォームへやってきた流線型の車体は、オレンジ色のラインが印象的。

車内の雰囲気は、日本の新幹線そっくり。

にらめっこタイム

にらめっこタイム

小さな男の子と、にらめっこ。

同じ【鉄道旅行】でも、新幹線と、在来線(新幹線以外の列車)では、やはり雰囲気がぜんぜん違っている。

車窓の景色を楽しみたい場合、新幹線だと【動体視力】が試されるスピードなので、素っ気なく感じてしまうかも知れない。

超ハイスピードで景色が流れていく

超ハイスピードで景色が流れていく

なお、上の車窓写真は、まるで「停車」しているように見えるが、カメラ設定に「細工」したためであり、実際には、裸眼で見えないほど速い。

40kmほどの距離をわずか十分で移動し、新竹駅へ到着。

新竹駅へ到着

新竹駅へ到着

平均時速240km/hという計算になる。

めちゃくちゃ速い。

「新竹都城隍廟」きわめてユニークな「フード廟」

新竹駅から向かったのは、シンジュードゥーチェンファンミャオ(xīnzhú dū chénghuángmiào)。

アジ吉
廟の中に、フードコート?
アジ吉
フードコートの中に、廟?

こういう問いかけをすること自体が無意味で、両方とも「正解」。

強いて言えば「フード廟」、そんな場所だ。

廟か? フードコートか?

廟か? フードコートか?

フードコートの様子 1

フードコートの様子 1

フードコートの様子 2

フードコートの様子 2

同じ敷地内に、廟とフードコートが開かれている関係上、様々な「来訪動機」の人々が行き交う。

  • 参拝ついでに、食事をする人
  • 食事ついでに、参拝をする人
  • 参拝だけの人
  • 食事だけの人

ただ、ざっと観察する限り、魅力ある「B級グルメ・トラップ」を【素通りスルー】できる人は少数派。

その場で食べるにしろ、持ち帰るにしろ、みんな次から次へと、トラップにひっかかる、ひっかかる

「勇達店呉傳統小吃」百年の老舗

まるで「夜市」のような密度でひしめく店舗たち。

奥へ奥へ進んでいくと、古ぼけた店舗が。

アジ吉
へぇ〜、こんな店があったんだ……

新竹都城隍廟へは何度も来たことがあったけれど、奥まった立地なので、ずっと見落としていたようだ。

「勇達店呉傳統小吃」

「勇達店呉傳統小吃」

「百年老店」と看板に謳われており、その名をヨンダーディエンウーチュアントンシャオチー(yǒngdádiàn wú chuántǒng xiǎochī)という。

ずいぶん長い店名だが、台湾人のブログを見る限り、「勇達店」という呼称がよく使われている様子。

店名 勇達店(勇達店呉傳統小吃)
住所 新竹市北區中山路75号(城隍廟内)
電話 03-5221849

「新竹っ子」台湾人夫婦との出会い

そして、何より重要なのは、店内の冷蔵庫にビールがびっしり保管されており、店内は「飲ん兵衛」で満席状態

「飲ん兵衛」のオアシス

「飲ん兵衛」のオアシス

【もう、ここしかない!】という直感がして、料理メニューを確認せず、そのまま入店。

初老のご夫婦が座るテーブルへ、相席させてもらった。

アジ吉
(あなたたち、本当に台湾人ですか……)

とてもここが、【ビール文化では、盛り上がりに欠ける】台湾だとは思えない光景。

テーブル上に、空っぽの「台湾ビール」瓶が五本 ------ つい今さっきにも、ビールを追加注文なさったところだ。

アジ吉は、ビールに加え、ビーフンチャオミーフェン(chǎo mǐfěn)、団子スープゴンワンタン(gòng wán tāng)を注文。

待ちこがれた「ビーフン」

待ちこがれた「ビーフン」

「団子スープ」

「団子スープ」

【うんうん、コレが食べたくて新竹へ来たんだよ】と頷きながら、黙々と食べ続ける。

アジ吉が日本人だと気づいたご夫婦、興味津々に話しかけてくる。

【夫】あんた、日本人かい
通りすがりの人
アジ吉
そうです
【嫁】コニチハ〜!
通りすがりの人

そこから「三人」での宴会が始まったのは、言うまでもない。

まさかの「初体験」

【嫁】せっかく新竹へ来たんだから、食べていって欲しいものがあるわ
通りすがりの人

ビーフンと団子スープでも、けっこうなボリュームだったのだが、次から次へと料理を進められる。

せっかくなので、ご好意に甘えさせてもらおう。

「蠣阿煎」

「蠣阿煎」

まずは有名どころ、牡蠣オムレツ
リー
アー
ジェン
(lì ā jiān)。

まるで「とろける」ような卵の調理加減が、たまらない。

【嫁】新竹ナンバー1! ナンバー1!
通りすがりの人

新竹発祥でもなく、台湾全土で食べられる料理だが、地元ッ子が太鼓判を押すだけあって美味しい。

一方、「見た目」だけでは、何の料理か分からない品も。

謎の「一品料理」が……

謎の「一品料理」が……

【嫁】チングヮ! チングヮ!
通りすがりの人

中国語で言われたので、「正体」が分からぬまま、口にする。

鶏肉のように、コリコリしていて、イケないこともない。

ただ、ちょっとだけ生臭い感じがする。

アジ吉
これって何ですか?
【嫁】こっちに来なさい
通りすがりの人

手を招かれて、店頭へ付いて行く。

そこで目にしたものは……

鶏

けろっぴ……

けろっぴ……

鶏肉と、「けろっぴ」が陳列されていたけれど、鶏肉じゃないことは明らかだったので、ここで正体発覚。

以前ベトナムで、犬・猫・ハト・ヤギを食べたことはあったが、蛙を食べたのは、多分、これが人生初体験……

その後も、しばらく店内で飲み続けたが、流暢な日本語で【骨まで愛して】を熱唱するなど、あくまでもご機嫌なご夫婦

「食後のアレ」

ご夫婦は、なんと、アジ吉の分も含めて会計を済ませたかと思うと、全部ごちそうしてくれたのだ。

台湾旅行では毎回、【何らかのカタチ】で台湾人から親切にしてもらっており、ますます台湾ファンになってしまうアジ吉。

【夫】ついて来なさい
通りすがりの人
【嫁】せっかく新竹へ来たんだから、もう少し食べていって欲しいものがあるの
通りすがりの人
アジ吉
ありがとうございます!

さきほど「人生初体験」をさせられたことを思い出し、内心、おっかなビックリでご夫婦の後をついていったのだが、向かった先は、普通の「台湾デザート」。

ホッとしたと同時に、【サプライズ】がなかったことで若干ガッカリするという、不思議な感情が生まれた。

食後は「台湾デザート」

食後は「台湾デザート」

【嫁】めしあがれ
通りすがりの人
【夫】紅豆が入ってて、美味しいよ
通りすがりの人
アジ吉
ごちそうになります!

紅豆とピーナッツ入りの、オヤツ。

「食後のデザート」としては、この上ない選択肢だったと思う。

ご夫婦とは別れ際、LINEアカウントを交換したのだが、残念なことに、操作ミスのため「トモダチ」追加できておらず、連絡をすることができないまま。

もう一度お会いしたいなぁ……

帰りは、在来線「自強号」。無残なムザ

もともと【ビーフン目的】だけだったはずか、濃厚な新竹旅行となり、大満足。

「帰りは気分を変えよう」と考え、在来線を利用するため、新竹駅へ。

「新竹駅」

「新竹駅」

在来線とは言っても、各駅停車する電車ではない

新幹線の次に速い、いわば有料特急「自強号」

新竹駅へ駆け込んだが……

新竹駅へ駆け込んだが……

iPhoneの時刻を見ると、ギリギリ次の「自強号」へ間に合いそうだったので、券売窓口へ猛ダッシュ。

アジ吉
台北行き、一枚
座席は売り切れているけど、それでもいいかい?
店員

次の電車まで待たないといけないとなると、けっこうな時間が空く。

二泊三日の「時短」台湾旅行なので、ここは【選択の余地なし】と判断。

アジ吉
オッケー!

そして発券された「無座」きっぷ。

「無座」とある

「無座」とある

「無座」きっぷは、指定席制の車両に座席が残っておらず、【立席で】乗車する場合に発券される。

不運にも「無座」に当たった場合、割引適用されるケースも一部あるが、自強号は、適用対象外。

移動中、空いてる席が発生すれば、「オーナー様」が乗車してくるまで座る権利はあるが、まるで【椅子取りゲーム】の様相。座席ゲットの「栄冠」は、そんなに容易でない。

地ベタリアン

地ベタリアン

地べたに座る人も多く、アジ吉も車両の一番隅っこで、「地ベタリアン」体験。

アジ吉
こういうとき、インドだったら、【網棚に】入り込んで寝るというオプションもあったっけ……

以前、インドで鉄道旅行をしたとき「無座」となったのを思い出し、網棚にスッポリおさまって眠る現地人もいたが、さすがに真似はできなかった。

地べたって、ひんやりしていて、ほどよい振動が伝わってくるので、意外と快適。

台北駅へ到着

台北駅へ到着

およそ七十分、ベートーベン『第九』の演奏時間ほどで、台北駅へ到着。

まとめ:台北からの日帰り旅行にも、相性バッチリ

半日ほどで、台北から日帰りで訪問できてしまう新竹エリア。

今回ご紹介した、フード廟こと「新竹都城隍廟」以外にも、魅力あるスポットが数多いエリアである。

今後、少しずつご紹介して行こうと思うので、引続き、記事をチェックいただけると嬉しい。

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(おしまい)

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Ajikichi

「美味しくなければ旅じゃない」が口癖。旨いものを求め、約三十か国を食べ歩く中で、台湾・ベトナムが誇る「感動的食文化」との運命的出会いを果たす。毎年、十回ほど「外食」と称して渡航。 専門は台湾とベトナムだが、「副業」として、東南アジア各地も行脚。美味しいもの、おもしろいもの探しには、余念も妥協もない。

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