情報処理技術者試験

【書けない!どうしよう?】情報処理技術者試験(高度区分)で、試験当日、書けそうなトピックに恵まれなかったときのために知りたい、三つの鉄則ルール

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こんにちは。

高度区分(論文系)は、午後2が鬼門

朝から頑張ってきて、一日の最後にやってくる時間割からして、もはやテレビゲームでいうところのラスボスという位置付け。

しかも、情報処理技術者試験の場合、一度しくじってしまうと、即刻ゲームオーバーという、冷徹な勝負の世界 ── 来年まで「浪人生活」を強いられることになるのてす。

こういった厳しいバトルだからこそ、短期集中型で一発クリアしてしまいたいという願望を持つのは健全ですし、そうあるべきです。

本記事では、ITストラテジスト、システム監査技術者、プロジェクトマネージャの三試験へ一発合格を果たした筆者の体験に基づき、試験当日、書けないトピックばかりだったときのために知っておきたい、三つの鉄則をご紹介します。

午後1の問題文は、できるだけ読んでおく

こういう人って、意外と多いのですが、試験当日、自分が解かなかった午後1には見向きもしないことはありませんか?

午後1も午後2も、試験区分に該当する実務をあつかった長文という意味では共通しています。

午後1と午後2の間にある休憩時間、キーワードを確認するくらいの流し読みでも構わないので、午後1の問題文をすべて読んでおきましょう。

特に、自分に馴染みのないトピックであれば、午後1の問題文前半を読み込んでおくだけでも、持ちネタを追加することができます

試験当日、最後の最後まで諦めない姿勢が、午後2で書ける可能性をグーンと底上げしてくれます。

書けそうな部分から考える

厳密にいうと、午後2は、書ける・書けないの二択ではないと思います。

どんなに馴染みのない分野から出題されても、書ける部分、書けない部分がミックスした状態であり、その「割合」の大小によって、難易度が高い・低いと感じるというのが、より正確な表現でしょう。

少し、冷たい言い方をします。

大問を見て、そこからミスのない方を選ぶ感覚は、試験当日を迎えるまでに研ぎ澄ませておく必要があるため、試験当日に慌てたところで、どうにもなりませんが、どの大問を解くか意思決定をした後であれば、「悪あがき」があります

書ける部分、書けない部分を仕分けして、書ける部分から仕上げていくという戦略です。

ナンプレというパズルをご存知ですか?

タテ、ヨコに1〜9の数字が一度ずつ現れるよう、空欄を埋めていくパズルです ── 高度区分(論文系)に求められる発想は、まさにアレなんですよ。

ナンプレも高度区分(論文系)も、空欄が埋まるごとに、解き進めるのが容易になります。

書けない問題を前にしても、決してテンパって手を止めずに、できるところから下書きをすすめていくという手順を守りましょう ── 緊張した試験時間中にも、この手順を冷静に守れるようにしておけば、効果絶大です。

こじつけるスキル

「こじつける」という表現はネガティブな印象を持つ方が多いと思いますが、合格者のほとんどは、こじつけて合格していると思います。

たしかに、トップ5パーセントくらいに入る優秀論文であれば、そんなことはないのかも知れません。

それでも、情報処理技術者試験の合格ラインは六割であることを思い出すと、午後2論文のクオリティも「六割」でいいんです。

生真面目で、律儀な人ほど、こじつけることに罪悪感を持つかも知れませんが、試験会場では、キレイごとに固執するのはやめてしまいましょう。

書けないトピックでも、自分の用意してきたネタを「こじつける」という発想を正当化することで、合格にグーンと近づけることは間違いありません。

たとえ、こじつけ過ぎて不合格になっても、何も書かないより採点評価ランクは高いはずです。

最後に:こんな小手先テクニックを高めても実務で役立つのか?という方へ

本記事を読まれて、こんな試験でしか通用しないような小手先テクニックをつけたところで、実務は回らないと考える方もいらっしゃるかも知れません。

結論から書くと、小手先テクニックであっても、十分役立ちます。

ITエンジニアの職場においては、上司に聞かれたことと、自分が用意しているネタにギャップがあることは珍しくありません。

午後2問題と、自分の用意した論文ネタのギャップを埋めるトレーニングを積んでいることにより、実務現場でも、スムーズに受け答えできる可能性は高まります。

表現力を磨くための研鑽の場と割り切って、へんな罪悪感を持たず、ポジティブに取り組んでいけば、きっと良い結果が出せると思います。

応援しています。

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(おしまい)

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Ajikichi

「美味しくなければ旅じゃない」が口癖。旨いものを求め、約三十か国を食べ歩く中で、台湾・ベトナムが誇る「感動的食文化」との運命的出会いを果たす。毎年、十回ほど「外食」と称して渡航。 仕事はエンジニアをしており、デザイン思考が気になる今日この頃。

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