こんにちは。
午後2に論文科目が課される、高度区分の情報処理技術者試験へ合格することを目指されている方は大勢いらっしゃるかと思います。
模範回答が公開されている午後1までなら、なんとか試験対策テクニックで乗り切れるとしても、採点プロセスの不透明な午後2となれば、勉強中、自分の向かっている方向性が合っているのか不安になることはありませんか?
本記事では、高度区分(論文系)を受験される方々へ、できるだけポジティブな気持ちで勉強し、成果を出していくための心構えについて情報シェアしたいと思います。
筆者は、ITストラテジスト、システム監査技術者、プロジェクトマネージャのすべてに一発合格を果たしており、その体験をベースとした本記事は、信頼性が担保されていると考えてもらっても間違いありません。
満点主義を捨てること
情報処理技術者試験は、どの科目も、六割ラインが合格最低点になっています。
このことから分かるように、午後2の論文科目も、求められている水準は六割レベルであって、満点クオリティは求められていないということです。
満点クオリティを念頭において勉強を進めると、自分の能力と乖離した目標を設定することになり、意欲を急激に失ったり、モチベーションが乱れる原因にもなります。
けっこう間違えても大丈夫!という観点を持てば、肩の力が抜け、学習効果が高まるので、普段から(他人から)生真面目だと言われがちな方は、特に注意しましょう。
実務経験不足を言い訳に、勉強をサボらない
ありがちなのは、実務経験不足を理由に、論文の勉強で、匙を投げてしまうというパターンです。
たとえ実務経験が豊富なベテランであっても、午後2の出題テーマが、これまでにやったことのある実務経験とドンピシャである保証はありません。
実務経験が多いほど論文試験に有利なのは事実ですが、実務経験が少ない人には、フィルターを通じず、フラットに物事を考えられるという強みがあると言えます。
実務経験が豊富すぎるベテランの方には、自身の仕事哲学を論文上に展開してしまい、IPAカリキュラムから逸脱した結果、不合格の憂き目にあった方もいっしゃいます。
実務経験不足は、考えようによっては、強みにできるという視点を持つことで、サボる理由が一つ減りますね。
「強くてニューゲーム」という視点
一度トライして諦めた勉強や資格でも、次にトライするときは、ある程度の基礎ができているため、初心者だけど強いという発想を「強くてニューゲーム」と言うそうです。
高度区分の論文科目についても、この発想は有効です。
過去に不合格を経験している方は、次回のチャレンジ時、周囲の受験生より優位な立場で勉強を進めることができます。
スタート時点でリードしており、かつ、正しい勉強方法で対策を進めることによって、高度区分の論文科目は、必ず合格することが可能です。
IT資格ランキングでは、トップクラスを独占することが多い高度区分ですが、必要以上にひるむことなく、本記事のような観点を持ちながら取り組むことで、必ず合格への道は見えてくるはずです。
皆様が合格の二文字を手にできるよう、応援しています。