目次
はじめに:コンピュータに仕事を奪われる時代の仕事選び
こんにちは。
就職活動をひかえる文系学生さんには、どの会社はもちろんのこと、どういう職種を選ぶべきか決めかねている方もいると思います。
「文系職種」に目を向けると、かつては花形職業であった銀行も、 AI(人工知能)の技術進化により、かなりの業務がコンピュータに置き替わられる動きが進んでいます。
銀行員に限らず、人事や総務、経理といった、かつて文系出身者に用意されていたジョブポジションは、ソフトウェアによる代替えが比較的容易であるため、十年後、二十年後には、人間がやる仕事ではなくなっている可能性も否めません。
本記事では、ITエンジニア(SE、プログラマなどのIT技術者)が、文系出身者にとっても活躍可能な業種であることを、具体的な理由とともにご紹介します。
文系出身者でもITエンジニアとして活躍できる3つの理由
文系のセンスが生かせる
プログラミング言語を触ったことがない人でも、ifやfor、whileといった単語の意味はご存知だと思います。
コンピュータ業界は、アメリカで産声をあげたこともあり、システムを作るためのプログラミング言語は、英語ベース。
したがって、システムを設計・開発する上でベースとなるのは英語であり、文系出身者にとっても、馴染みやすさがあると言えましょう。
企業によっては、海外エンジニアとやりとりする場面や、英文の技術ドキュメントを読み解く場面が生じることもあり、英語力を役立てられます。
また、仕様書や設計書を作成する際には、正しい日本語で、分かりやすく記述する文章力が求められるため、文を書くのが得意だという方は、SEを選んで幸福になれる可能性が高いです。
このように、ITエンジニアは、文系の素養を生かせるシーンがふんだんにある職種だと言えます。
「専門性」がなくてもスタートできる
ITエンジニアといえば、理系寄りの職業である印象を持ちがちですが、実際には、文系と理系のどちらでも、問題ありません。
芸大卒のITエンジニアという方も珍しくなく、美的センスを活かして、非常にスッキリとしたシステム設計をされる方を知っています。
メーカーでの研究開発職となれば、理高文低ですが、ITエンジニアは、バックグラウンドを問わずになれる職業という、門戸の広さが魅力です。
パソコンに関する知識が不足していても、働きながら補っているITエンジニアは大勢います。
向き・不向きに応じて、いろんな仕事がある
もし、せっかくITエンジニアになってみたものの、どうしてもコンピュータにどうしても馴染めなかった場合、どうなるのでしょうか。
システムづくりは、コンピュータと向き合って黙々と作業するだけではありません。
ユーザと会話を重ねて、システムの理想像を一緒に考えていくことや、社外に人脈を構築し、協力しながらプロジェクトを推進することも、システムづくりの一部です。
コンピュータが苦手でも活躍できる場を探し出せる【ジョブポジションの広さ】は、ITエンジニアの魅力でもあります。
まとめ:キャリア探しのオプションに、ITエンジニアを取り入れよう
いかがでしたでしょうか。
「文系出身だから……」と諦めることなく、キャリア探しに、ITエンジニアを選択肢に含めてみるのも一案かと思います。
本記事が、一人でも多くの方の【天職キャリア探し】をお手伝いできればと、願っています。