台湾とベトナムのグルメ紀行文|アジアの放浪的旅行記

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台湾

嘉義市(台湾)の魅力。グルメから観光、街歩きまで、余すところなく現地レポート【前編】

投稿日:2018年9月16日 更新日:

はじめに:「嘉義」という街のことが知りたくなった

ジャーイー(Jiāyì)について筆者が知っていたことは、映画『KANO』で一躍有名になったことくらい。

アジ吉
ちなみに、この旅行から帰国し、本記事を執筆中の今でも、映画『KANO』は、まだ観てません……

毎月訪台する生活が十年以上続き、訪台回数は多分、3ケタになったかと思うが、それでも、なかなかこの街を訪れる機会はなかった。

『台湾縦断! 人情食堂と美景の旅 (双葉文庫)』 (一番左の一冊)

『台湾縦断! 人情食堂と美景の旅 (双葉文庫)』 (一番左の一冊)

旅へ持参した、光瀬憲子さんの食べ歩き本『台湾縦断! 人情食堂と美景の旅 (双葉文庫)』

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この文庫本、もともとマニア寄りの台湾情報が中心なのだが、「嘉義」にまるまる一章が割かれており、グルメがすごく充実した場所だということが力説されていた。

たまたま「嘉義」を訪問するための時間が捻出できたので、【この機を逃すと、一生行かないかも】との気持ちで「嘉義」を食べ歩いてみた。

食べ歩きはもちろん、街の様子、利用した台鉄のことも含めて、情報発信したい。

「嘉義」への移動手段。【旅情重視】で台湾鉄道

台湾の主要都市から「嘉義」へは、電車や高速バスなど、複数のアクセス手段が利用可能。

アジ吉
どうせなら、「駅弁」や「プラットフォーム」など、旅情をかきたてる【小道具】が充実した台湾鉄道を利用しよう

そう考えて、「台鉄」の愛称を持つ台湾鉄道をチョイス。

破格(数千円)のLCC航空券で飛んだ、南部の都市「高雄」から、今回の旅をスタート。

「台鉄」乗車レビュー

乗車したのは「自強号」。

新幹線の次に速い、いわば【有料特急】ランクに相当する列車だ。

オレンジ色が印象的な台鉄「自強号」

オレンジ色が印象的な台鉄「自強号」

高雄から嘉義、およそ110kmの道のりを、一時間半で結んでくれる。

エアコンがよく効いて、座席間隔も広めに確保されている快適な車内。

落ち着いた雰囲気の車内

落ち着いた雰囲気の車内

硬すぎず、柔らかすぎないクッションのシートに全身をゆだねると、すぐに睡魔が襲ってくる。

【特急列車なので、乗り過ごすと大変なことになるよ】と自分を脅して、睡魔を追いやる。

「台鉄弁当」コレクション

台鉄旅行の醍醐味は、車窓の景色ではないと思う。

流れるような車窓の風景

流れるような車窓の風景

たしかに、緑の多い景色は「絵」になるが、十分間も眺めていると、飽きてしまう。

車窓の風景を「前菜」ていどに嗜んだあとは、乗車前にプラットフォームで購入しておいた「臺鐵便當」こと、台鉄弁当を広げよう。

こちらは「精緻素食便富」

「精緻素食便富」外箱

「精緻素食便富」外箱

「精緻素食便富」中身

「精緻素食便富」中身

野菜メインで、栄養バランスに優れたメニューだ。

こちらは「排骨便富」

「排骨便富」外箱

「排骨便富」外箱

「排骨便富」中身

「排骨便富」中身

さきほどのが野菜メインだったのに対し、こちらは肉メインとなっている。

次の品も、「排骨便富」だが、外箱・中身ともに別バージョン。

「排骨便富」外箱 別バージョン

「排骨便富」外箱 別バージョン

「排骨便富」中身 別バージョン

「排骨便富」中身 別バージョン

中身は大体いっしょ。

こうして、いくつもの駅弁を味わいながら、流れ行く車窓を楽しむ。

アジ吉
美味しい、楽しい、綺麗、の三拍子。あぁ、生きててよかった

たった数百円の弁当をいくつか食べるだけで実感できる、安上がりな「生きててヨカッタ」感、すばらしい。

ウソのようで本当の話だが、この「台鉄弁当」、まるで【鉄道ダイヤ】のように販売時刻がカッチリ決まっている。

「始発」弁当は午前八時前後、「次便」の弁当が入荷される時刻も、店員さんに聞いてみれば、おそらく即答してもらえるはずである。

「臺鐵便當」販売ブース

「臺鐵便當」販売ブース

弁当を完食後は、車内で回収してもらえる

弁当を完食後は、車内で回収してもらえる

なお、同じ【台湾の電車】でも、台湾MRTでは車内での飲食は厳禁だが、台鉄では「合法」。その上、食べ終わった後は、ゴミを回収してもらえるという、至れり尽くせり。

台鉄乗車の際には、是非とも、忘れずに購入、賞味したい。

「嘉義駅」到着

アッと言う間に「嘉義駅」へ到着。

台湾鉄道で嘉義入りする際、街の玄関口となるスポットだ。

「嘉義駅」駅舎の外観

1933年誕生の駅舎。

第二次世界大戦での空襲でダメージを受けた後、1949年に修復されて以来、【今日の姿】であり続けている。

「嘉義駅」の駅舎

「嘉義駅」の駅舎

どこか懐かしい雰囲気がするのは、日本統治時代に建てられたという歴史的背景があるからだろうか。

日本国内だったら、【七十年も前から、ほとんど姿を変えていない駅】があれば、「観光スポット」として盛り上がってしまうところだろう。

ここ台湾では、【日常風景の一つ】として、誰にも特別扱いされることなく、今日も現役で活躍している。そこがいい。

「嘉義駅」プラットフォームの風景

「嘉義駅」プラットフォームの様子。

厳しい暑さの中、来ては去っていく列車の運行を見守る駅員さん。

駅員さん

駅員さん

屋外で過ごすことの多い駅員スタッフにとって、南国・台湾では、夏が一番コタえるシーズンであろう。

嘉義へ来る人、嘉義から去る人、あるいは、嘉義で暮らす地元っ子の「チョイ乗り」……

「嘉義駅」到着

「嘉義駅」到着

屋根で大きな日陰が

屋根で大きな日陰が

「嘉義」の看板

「嘉義」の看板

行き先も、利用目的も異なる乗客一人ひとりが、行き交う場だ。

カラフルなベンチで腰掛けるお兄さん。

プラットフォーム

プラットフォーム

台湾の人々は、かなり高い確率で、ペットボトルか水筒をリュックに挿して、出歩いている。

【温水を飲む】習慣のある中華圏の人々は水筒を持ち歩くことが多いのだが、南国・台湾では、水分補給がひときわ重要なので、常備率も高くなるのだろう。

「嘉義駅」構内

ロールプレイングゲームの「ダンジョン」に近い雰囲気の地下道。

地下道

地下道

構内には、自転車で移動する人の姿も。

構内をチャリが……

構内をチャリが……

猫の絵。「KUMA」と書かれてあった

猫の絵。「KUMA」と書かれてあった

コレで一躍有名になった「嘉義」

コレで一躍有名になった「嘉義」

ところどころ、手書きの素朴な「壁画アート」も。

なお、ここ「嘉義駅」構内でも、台鉄弁当が販売されている。

入荷したての「台鐵便當」こと台鉄弁当

入荷したての「台鐵便當」こと台鉄弁当

店先の目立つところに陳列されている

店先の目立つところに陳列されている

ストックのあるうちに買っておきたい

ストックのあるうちに買っておきたい

【まだまだストックがあるから】と油断してはならない。

この台鉄弁当、なんと年間で百億円ほどを売り上げる、ハンパない人気商品。

あっという間に売り切れてしまうので、【見つけたときが、買い時】だと思っても良い。

「嘉義」街さんぽ

嘉義へやってきた最大の目的、「食べ歩き」を開始。

駅弁で腹一杯になっていたので、「食べてから歩く」か、「歩いてから食べるか」は、迷う必要がなく、まずは街を散歩。

「看板」の圧倒的存在感

看板の存在感が強く、香港も顔負けの「カンバン感」。

香港に負けない「カンバン感」

香港に負けない「カンバン感」

こちらの看板は、ご近所さん同士で相談して、赤カラーで統一させたのだろうか。

真っ赤な看板たち

真っ赤な看板たち

真夏の台湾、二十分と歩かないうちに、全身汗だく。

「文化公園」の緑に癒される

コンビニに駆け込んで、台湾ビールを調達。

台湾ビールをゲット

台湾ビールをゲット

「文化公園」にさしかかると、木陰で憩う市民が、ずいぶん気持ち良さそうに見えた。

くつろぐ市民(嘉義文化公園)

くつろぐ市民(嘉義文化公園)

マネをして、近くのベンチに腰掛け、ビールをいただいた。

「嘉義」のランドマーク的な投手像

中央噴水池のロータリーには、呉明捷(嘉義農林のエース)の像。

映画「KANO」の投手像(日中)

映画「KANO」の投手像(日中)

映画「KANO」の投手像(夜)

映画「KANO」の投手像(夜)

嘉義のランドマークともいえるオブジェだが、日中と夜とで、ずいぶん異なる印象。

それぞれに良さがあるので、滞在中、見比べてみるのも楽しい。

「昭和チック」な街並み・建物

「昭和チック」な日本風の街並み・建物が多いのも、嘉義の見どころ。

「太陽パチンコ」

「太陽パチンコ」

古い民家 1

古い民家 1

古い民家 2

古い民家 2

歩けば歩くほど、【あぁ、ここはかつて日本だったんだなぁ】と実感。

もっと探索したい気持ちもあったけれど、そろそろ空腹になってきたので、どこかで食べることにした。

「嘉義」グルメを大満喫

いよいよ出会える、「嘉義」のグルメ。

本レポート【後編】は、以下のリンクへ。

アジ吉
「嘉義」のご当地グルメを、ワガママに体験してきたよ。是非とも読んでね〜
極上の「一杯」
嘉義市(台湾)の魅力。グルメから観光、街歩きまで、余すところなく現地レポート【後編】

目次1 あらすじ:筆者が「嘉義」を訪れることになったキッカケ2 「嘉義」グルメ、総まくり2.1 東市場(東公有零售市場)2.2 「王家祖傳本產牛雜湯」牛モツスープ2.3 ここは鶏肉飯の街2.4 「郭家」雞肉飯2.5 「御香屋」グレープフルー ...

続きを見る

(おしまい)

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Ajikichi

「美味しくなければ旅じゃない」が口癖。旨いものを求め、約三十か国を食べ歩く中で、台湾・ベトナムが誇る「感動的食文化」との運命的出会いを果たす。毎年、十回ほど「外食」と称して渡航。 専門は台湾とベトナムだが、「副業」として、東南アジア各地も行脚。美味しいもの、おもしろいもの探しには、余念も妥協もない。

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