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はじめに:航空券購入の基本は、早めに購入
年末年始の大阪・台北の往復フライトを予約したら、往復コミコミ25,000円という破格で入手できた。
世間カレンダー的には、おそらく、2018年12月29日(土)〜2019年01月03日(木)という航空券の買い方をする方が一番多いのだと思うが、そんな「ハイシーズン」の料金でさえ、さきほど確認してみたら、まだ往復コミコミ30,000+α円(タイガーエア台湾)で入手できる模様。

数年前まで、アジ吉自身、そういう考えの持ち主であったが、最近では早め早めの購入を心がけている。購入タイミングが遅れるほど価格は高騰し、十二月に入ってから購入するとなれば、往復60,000円コースというのが例年の「相場」である。
ちょうどいいキッカケなので、大阪・台北のLCC事情について整理して、情報発信しようと思いついた。
意外と歴史の浅い【大阪⇔台北】のLCC便
LCCについては関空(関西空港、大阪)の取組みが早く、LCCフライトの充実度合いは【西高東低】。
関空から台北へは、四社のLCC便が運行しており、全国トップの本数(2018年07月時点)を誇る状況が続いている。

便数が充実してきたLCC
各社の【大阪⇔台北】便の運行開始日(Wikipedia情報)に注目してみると、意外にも、これだけLCCが「アタリマエ」になったのは、つい最近のことだと分かる。
- 2012年10月16日就航 …… Peach Aviation
- 2015年07月03日就航 …… タイガーエア台湾
- 2015年12月11日就航 …… ジェットスター・アジア航空
- 2016年04月27日就航 …… バニラ・エア
数年前は、各社こぞって値下げ合戦を繰り広げることもあったが、近年では、台湾ブームの到来によってLCC航空券の値段は下がりづらい状況が続いている。
とは言え、2012年に最初のLCCが運行開始するまでは、日本/台湾のフラッグ・キャリア(どれだけ安くても往復40,000円くらいする航空券)を買い求める選択肢しかなかったことを考えると、台湾旅行のしやすさは、LCC誕生によって格段に向上したというのが事実である。
LCC四社のうち、どこが一番安いのか
大阪⇔台北ルートは、片道三時間を切る【短距離フライト】。
- Peach Aviation
- タイガーエア台湾
- ジェットスター・アジア航空
- バニラ・エア
LCC四社、座席シートの仕様に若干の違いはあるが、ぶっちゃけ、「座り心地の良さ」の恩恵が大きく実感できるようになるのは、片道5時間以上の【中距離フライト】からだろう。
台北のような短距離フライトでは、座席シートの仕様よりも、価格設定が低く抑えられた便を選び、浮いたお金は、現地滞在中の旅クオリティを向上させることに使う方が賢者の選択であると言える。
「どこが一番安い」のか、2018年07月執筆時点で、四社の「コスパ実情」を調査してみた。
土日+祝日「2泊3日」フライト
土日+祝日(体育の日、2018年10月08日、月曜日)で二泊三日にするというシチュエーション。
お勤め人は、このシチュエーションで旅するケースが一番多いのではないだろうか。
- 出発日 …… 2018年10月06日(土)
- 帰国日 …… 2018年10月08日(月)
- その他 …… 同日中に複数の便がある場合は、現地滞在時間を最大にできる便を選択
結果は、以下の通り。
- 37,430円 …… バニラ・エア(安いが、ダイヤわるし)
- 48,860円 …… ジェットスター・アジア航空
- 52,290円 …… Peach Aviation
- 60,873円 …… タイガーエア台湾
バニラ・エアだけ安いのは、【大阪22:25発、台北05:00発】というダイヤの悪さである。
平日期間「2泊3日」フライト
火曜日に大阪を出発、木曜日に台北から帰ってくるというシチュエーション。
なお、航空券の価格は、長期連休明けが一番落ち着くので【お盆休み明けの日付】を採用した。
- 出発日 …… 2018年08月21日(火)
- 帰国日 …… 2018年08月23日(木)
- その他 …… 同日中に複数の便がある場合は、現地滞在時間を最大にできる便を選択
結果は、以下の通り。
- 26,973円 …… タイガーエア台湾
- 27,390円 …… Peach Aviation
- 28,030円 …… バニラ・エア
- 28,860円 …… ジェットスター・アジア航空
ほとんど大きな差は見られない。
長期連休「5泊6日」フライト
年末年始にちょっと長めの休みをつくるというシチュエーション。
- 出発日 …… 2018年12月29日(土)
- 帰国日 …… 2019年01月03日(木)
- その他 …… 同日中に複数の便がある場合は、現地滞在時間を最大にできる便を選択
結果は、以下の通り。
- 33,373円 …… タイガーエア台湾
- 38,390円 …… Peach Aviation
- 48,860円 …… ジェットスター・アジア航空
- --,---円 …… バニラ・エア(安いが、ダイヤわるし)
バニラエアは90日前からしか予約できないシステム仕様であるため、価格設定なし。
まとめ:コスパでは、タイガーエア台湾が健闘。本当に一番安い購入方法は、往路バラバラ購入
一概には言えないが、コスパでは【タイガーエア台湾】の健闘ぶりが目立った。
各社、けっこう大きな価格差が生じたが、一番カシコイ買い方は、往路と復路を【片道ずつ】別々に買い求めて、一番安い組合せ(例:行きはタイガー、帰りはピーチなど)を自分で探すことだと思う。
行きでピーチを買ったから、帰りもピーチを買わないといけないルールはどこにもないし、往復で買ったから割引が適用されるという優遇制度もないので、あくまでも自由に発想しよう。