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【1,000台に1台の激戦!?】台湾人ライダーをとりまく駐輪事情【無慈悲システム】

投稿日:2018年7月10日 更新日:

はじめに:原付バイクと遭遇せず一時間歩くことは不可能な「原付バイク大国」

ホコ天ならぬ「バイ天」状態の台湾。

どんな地方都市へ行っても、台湾で一時間、原付バイクと一度もすれ違わずに街歩きをすることは、たぶん不可能だろう。「歩行者優先」への理解が進まない台湾を旅行していると、たとえ青信号で歩道を渡っていても、結構スレスレのところを原付バイクに走られることもあるので、怖い思いをした人もいるのではないだろうか。

「バイク大国」台湾

「バイク大国」台湾

日本文化に熱狂する若者を「哈日族(ハーリーズー)」と呼ぶらしいが、その典型例である友人(台湾人)は、身の回りの物ほとんどが、日本に関連したグッズ

バイクのヘルメットも、この通り「リラックマ」仕様

台湾人にも人気の「リラックマ」

台湾人にも人気の「リラックマ」

図柄デザインは「個人の趣味」の問題だし、どんなチョイスでも良いのだが、台湾のヘルメットは、事故があっても助けてくれるのかどうか疑問になるほど、薄っぺらい

何も冠らないよりはマシ程度の「気休め装備」である。

台湾人ライダーが恐れおののく「無慈悲な紙ロール」

ここからが本日のメイントピック「台湾の路上駐輪スペース」である。

人口2,300万人の台湾には、推定1,500万台の原付バイクが走ると言われている(2018年執筆時点)が、公共駐車スペースは12,000台しかないとのネット情報もある。つまり、比率では千台の原付バイクに対して、一台分の公共駐車スペースしかないという計算になる。

台湾では、駐輪スペースが不足している

台湾では、駐輪スペースが不足している

1,000台のうち999台のバイクは「駐車場難民」であるという、ネット情報から導かれる数字の真偽を確かめる術はないが、路上駐車が台湾の日常風景であることを考えると、台湾で駐車スペースが圧倒的に不足しているということは、論理の飛躍にならないと思う。

パトカーならぬ「パトバイク」も普及

パトカーならぬ「パトバイク」も普及

台湾旅行中、目にしたことがある方もいらっしゃるだろうか。

台湾の道路には、白線で四角い枠が引かれてあり、そこへバイクが停められるようになっている。面白いのは、たとえ、外国人の目から見たら「満車」状態に映っても、台湾人は、手慣れた手つきでバイクを押し寄せるように移動させ、アッと言う間に自分の「駐車スペース」をつくり出してしまう

日本だと、駐車スペースには料金メーターが設置され、駐車時間に比例して課金される仕組みがあるけれど、ここ台湾には、そういった「料金メーター」が見当たらない

白線の四角い枠内に停めることができる

白線の四角い枠内に停めることができる

アジ吉
(台湾では「路上駐車」は合法なのだろうか……)
アジ吉
(台湾は、料金が一切かからない駐車システムなのだろうか……)

いちど考え始めると、好奇心に火がつくアジ吉

台湾の【路上駐車事情】についての疑問を、友人にぶつけてみた。

アジ吉
台湾って、路上駐車は無料? 君が料金を払っている姿、いまだかつて見たことがないんだけど……
この紙ロールが巻き付けられていたら、「アウト」さ
友人

友人が指差した先には、座席後部に紙ロールが巻き付けられているバイク。

この紙ロールが巻かれていたら、コンビニのレジまで持参して、「駐車料金」を支払う必要があるという仕組みとのこと。

これが巻かれたらアウト

これが巻かれたらアウト

そして、紙ロールが巻かれるタイミングは、本当に「運」としか言いようがないらしく、3分で徴収されることもあるし、10時間でも「助かる」ケースもあるらしい。かなり不平等な気もするが、「運次第」というルールそのものは、全員に適用されるため、やはり平等なのだろうか。一日駐車しても、百円前後という割安な料金が、せめてもの救いか。

ちなみに、たとえ紙ロールを剥がして捨てても、「支払い状況」はコンピュータシステムで集中管理される仕組みがあり、逃れることはできない

まとめ:今日も台湾の空の下、どこかで繰り広げられる「課金劇」

次回の台湾旅行中、路駐バイクに戻ってきて「紙ロール」を見つけたバイクオーナーを目にすることがあったら、その表情や仕草を観察してみよう。なんとなく、その人の「キャラクター」が垣間見れるかも知れない。

ちなみに、白線の四角エリアではない場所(例:お店の前とか)に原付バイクが停められているのも、台湾ではよく目にする光景だが、あちらはグレーゾーンらしい。

(ご参考)台湾文化をディープに学べる台湾本

以下は今年出版されたばかりの一冊だが、久々に読み応えのある「台湾本」であった。

本記事を面白いと感じていただけた方であれば、もっとワクワクしながら楽しんで、読み進められる「必読の一冊」であることに間違いない。

いわゆる「日本語世代」とされる年配者の方々へのインタビュー記事も多数収録されており、本書で活字に起こされることがなければ、次の世代へ語り継がれなかった心温まる日台ストーリも見逃せない

(おしまい)

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Ajikichi

「美味しくなければ旅じゃない」が口癖。旨いものを求め、約三十か国を食べ歩く中で、台湾・ベトナムが誇る「感動的食文化」との運命的出会いを果たす。毎年、十回ほど「外食」と称して渡航。 専門は台湾とベトナムだが、「副業」として、東南アジア各地も行脚。美味しいもの、おもしろいもの探しには、余念も妥協もない。

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