情報処理技術者試験

【超上流工程の難関国家資格】ITストラテジストとシステム監査技術者、オススメなのはどっち?

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はじめに:受験する区分を決めるという、「第一関門」をクリアするには?

こんにちは。

ITストラテジストと、システム監査技術者。

どちらも、IT系国家資格としては最難関と業界で認知される、権威ある存在。

これらの国家資格取得を【キャリアの集大成】と位置づけ、日夜働きながら、受験勉強に励むエンジニアも少なくありません。

国家資格取得をキャリア構築に組み入れる

どちらを受けるのがオススメか、【考える尺度】のヒントを提供しようというのが、本記事の趣旨です。

ITストラテジストとシステム監査技術者を両方取得した筆者自身の経験も踏まえて、皆さんと一緒に考えを深めてみたいと思います。

ITストラテジストとシステム監査技術者を比較する、3つのモノサシ

英検など「級」でグレードが比較できる試験であれば、3級に合格すれば2級を受験、2級に合格すれば……といった【ステップアップ】する方向で受験して行けば良いのですが、情報処理技術者試験では、そういった「級」の概念がありません(基本処理、応用処理をのぞく)。

ITストラテジストとシステム監査技術者、「どちらを受けるか」決めるには、最終的には、比較のための「モノサシ」を自分で決めるしかありません

取得難易度(学習コスト)での比較

ITストラテジストとシステム監査技術者、いずれも、複数の高度区分(論文系)を取得済みの受験生が集まるため、厳しい戦いになります。

午前I、午前II、午後Iとしては、難易度にも大差ないところ。

差がつくのは、午後II(論文試験)。

論文試験の難易度を比べると、圧倒的な差で、ITストラテジストが上だったと思います。

同じ「超上流工程」でも、求められる「記述像」が異なっている

ITストラテジストの論文は、業務経験(あるいは、業務知識)に基づいた、リアルリティとオリジナリティを両立したストーリーの記述が求められます。

システム監査技術者も、ある意味、業務経験(あるいは、業務知識)なのですが、求められるのはリアリティだけで、オリジナリティまでは問われません。むしろ、【常識】の範囲内で誰もがナットクするストーリーが重視されており、オリジナリティを下手に出そうとすると、答案に書かなくてもよいことを、ウッカリ書くことにもなりかねません。

論文試験対策の「大変さ」を軽減したいなら、システム監査技術者がおすすめです。

「鍛えられる能力」での比較

同じ【超上流工程】の資格として注目される両者ですが、資格取得によって「鍛えられる能力」は、まったく異なったものになります。

IPAのカリキュラム上、ITストラテジストは、プロジェクトマネージャの上位者という位置付けになります。

いわば、CIO(最高情報責任者)や経営コンサルタント的な立場で、企業経営に貢献するIT基盤の推進をするため、情報システム導入の全般的な知識に加え、経営指標を読み解く会計知識といった知識セットが身につきます。

企業経営に寄与するIT活用をリードするのがITストラテジスト

一方、システム監査技術者でも、情報システム導入の全般的な知識は問われますが、ITストラテジストほど深く突っ込んだものではありません。

むしろ、企業のIT活用において、【当たり前のことが、当たり前にできる】ための仕組みが存在・機能しているかを点検するという能力が問われ、知識よりは、矛盾や欠点に気づくための、論理的思考能力、観察力が鍛えられる試験区分だと言えます。

ご自身が、どのような能力を鍛えたいかによって、受験する試験区分を決定するというのも一案です。

取得後に得られるアドバンテージでの比較

資格取得報奨金では、ほとんどの企業において、両者ともトップランクに認定されているため、金額差はほとんどないでしょう。

一方、それぞれの資格取得後に開かれるキャリアパスには、差が出ると思います。

ITストラテジストであれば、IT企業全般はもちろんのこと、社内SEなど上流工程のニーズが強い業者への転職チャンスが広がります。

一方、システム監査技術者であれば、監査法人の求人への応募上、有利になることがあるでしょう。

金銭的な違いはないが、将来、どのような方向を目指したいか(監査をしたい場合はシステム監査技術者、それ以外の場合はITストラテジスト)によって、受験する区分を決めると良いでしょう。

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(おしまい)

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Ajikichi

「美味しくなければ旅じゃない」が口癖。旨いものを求め、約三十か国を食べ歩く中で、台湾・ベトナムが誇る「感動的食文化」との運命的出会いを果たす。毎年、十回ほど「外食」と称して渡航。 仕事はエンジニアをしており、デザイン思考が気になる今日この頃。

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