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自分でも予期していなかった【秘境めぐり】の旅
「台湾最後の秘境」とも言われる、馬祖列島。
台湾旅行が始まる前から「馬祖列島へ行こう!」と思って、台湾入国したのではなかった。
むしろ、台湾入国時点では、馬祖列島についてほとんど知らなかったし、まさか自分がそこへ行くなんて、夢にも思わなかった。
馬祖列島へ行くキッカケになったのは、台湾入国後、ひょんなことから、東海岸都市(花蓮、台東)へ行くプランが白紙になってしまったことであった。
インターネットで「馬祖列島」のことを知り、事態が急進展
東海岸都市(花蓮、台東)行きがダメになったので、新たな旅プランを策定すべく、ひとり作戦会議を開始。
とりあえず、西門街にあるファミリーマートのイートインで座席ゲット。涼しいし、テーブルあるし、長居しても文句言われないし、台湾コンビニのイートイン、最強。
インターネットで情報収集し、【行ったことのない台湾】を探すうち、馬祖列島が気になった。
まずは、以下の地図を見て欲しい。
四角ワクで囲まれた部分だ。

四角のワク内を、次の画像で拡大表示
四角ワクのエリアは、中国かと思われるが、実は半分正解・半分間違い。
上記画像の四角ワクをさらに拡大したものを作成したのが、下記画像である。

赤い線のエリアが、「馬祖列島」
画像左側は中国大陸だが、赤い曲線のエリア内にある島々は、台湾の領土。
中国大陸スレスレのところに、小さな島国・台湾の領土があることを意外に感じた方もいると思う。

この「トガった」立地条件が、まず気に入った。
それに、台湾人でも行ったことのない人がほとんどだという。決め手は、馬祖列島について、それなりに詳しく書かれたWebページ(日本語)が、片手でカウントできるほどしか存在しない【前人未到感】。
「トントン拍子」で、馬祖列島行きが決定。
必要最低限の「旅程表」を2時間で作成完了
とりあえず、馬祖列島での過ごし方を組んでみた。
主要五島(南竿・北竿・東莒・西莒・東引)すべてをハシゴするという、意欲的なプラン。
Google検索をすると、馬祖列島のWebページはチラホラ見つかるが、大半は、二〜三島だけを訪問するパターン。五島すべてをコンプリートしたものは見当たらなかった。当然、ゲットできない情報もあったため、そこは推測と想像力で補って、以下のテーブルを作成。
日程 | 予定 |
1日目 |
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2日目 |
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3日目 |
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4日目 |
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5日目 |
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見たことも聞いたこともない土地での旅プランを組立てる大変さはあったが、【火事場のクソ力】とやらを発揮し、なんと、わずか二時間で、旅のプラン作成はもちろん、航空券・宿の手配を完了。
購入した馬祖「北竿」ゆきの航空券は、翌朝06:50発。
なんと、出発10時間前に計画・決定された旅ということになる。

40秒で支度しな
まるで『天空の城ラピュタ』に出て来る、有名な「40秒で支度しな」の出発シーンである。
秘境旅行のプラニング。「ざっくり」と「ダメ元」で
馬祖列島は、自然環境の影響を受けやすい「秘境」。
天候が荒れて、数日間、島から移動できなかったという旅行者の記事も目にした。
最後の最後まで「不安」は拭えなかったが、そういう「秘境」だからこそ、「ざっくり」と「ダメ元」の精神で割り切っていこうと決めた。
- それぞれの島に何があるかなんて、現地に行ってみない限り分かりっこないので、とりあえず、ざっくり
- 晴天つづきで、すべての島へ計画通り訪問できたらラッキーだが、天候が荒れることも十分考えられるので、無理はしない。とりあえず、ダメ元
細かいことは、現地に入ってから見聞きした情報をもとに、臨機応変、調整していけば良い。
もし何かが期待通りに行かなくとも、目の前で起きていることを受け入れ、その範囲内で目一杯、楽しんでしまおう。

インターネットで、ありとあらゆることが調べられる【情報過多の生活】に慣れ過ぎて、「検索できない」シチュエーションへの我慢ができない体質になっているのを実感。
だからこそ、「ざっくり」と「ダメ元」で開き直っていこう。
まだ心のどこかに不安が残っているので、そうポジティブに考えながら、床に就いた。