エンジニアと英語

ITエンジニアのぼくが、TOEIC900点の壁を越えて見えてきた「風景」------歓喜と絶望の世界

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はじめに:TOEIC900点取得の「劇的ビフォーアフター」を語ろうと思う

こんにちは。

鎖国を続けて島国だった「日本人的DNA」が、体のどこかに眠っているのかも知れません ------ 海外エンジニアとプロジェクトを推進する業務を担当してから十年以上が経ち、一日の半分ほどを英語で業務する環境にありますが、いまだに【英語コンプレックス】から逃れられない筆者。

今の会社へ入社するまで、英会話なんて「1ミリも」やったことがなく、業務で英会話が必要になって「仕方なく」勉強を始めた部類の人間です。

TOEIC900点が、「英語コンプレックス」解消の鍵だと信じていた

「TOEIC900点を突破したら、きっと、英語へのコンプレックスもなくなるだろう」

英語学習をスタートするにあたり、「万歩計」がわりにTOEICを活用することに決めました。

当初は半分の正答率にも満たなかったスコアが、徐々に伸びていく体験は、快感そのものでしたし、「雲の上」の世界であるTOEIC900点をクリアした暁には、この忌々しい「英語コンプレックス」からも解放されるものだと信じていました ------ TOEIC900点を実際に達成するまでは

歩み出した筆者。TOEIC900点の先にある「風景」を見るために

TOEIC900点を初めて達成したのは、英語学習をスタートしてから二年目のことでした。

たしかに、時間はかかりましたが、思ったよりもあっけなく「ゴール」できてしまい、最初はTOEIC900点を取れたことが「まぐれ」と思って、【複数回、TOEIC900点を連続ゲットしてから信じよう】という慎重さもあったほどです。

結局、それ以来は、準備ゼロで受験しても、TOEIC900点を下回ったことは一度もありませんでしたが、「英語コンプレックス」が消えてくれることはありませんでした

本記事では、筆者がTOEIC900点のボーダーを突破して見えてきた「風景」を、【歓喜】と【絶望】の両サイドについてご紹介したいと思います。

TOEIC900点の先にあった【歓喜】の風景

まずは、TOEIC900点を取ってみたことによって、【歓喜】したことです。

TOEIC900点は、なんだかんだ言って、短期間で付け焼き刃に取得することはできない世界。

そこへ足を踏み入れたことで味わえた「喜び」をご紹介します。

職場で、周囲が「リスペクト」してくれるようになった

ITエンジニアとしては、特に業務成績が優れているわけでもなく、サバを読んでも「中の上」くらいとしか言えない、我が能力。

職場で「エース」呼ばわりされたことは一度もなく、どちらかと言うと、バリバリ成果を出すエンジニアの下でサポート役に徹する方が、自分の性格に合っていると思っています。

そんな筆者でも、英語では「エース」になることができ、周囲からメールや仕様書の英文添削を依頼される回数は、グーンと増えました。業務は増えましたが、人から頼りにされるのが、こんなに嬉しい体験なのだと実感できたことは、大きな収穫でした。

英語のうまい・ヘタの「相場観」が、つくようになった

外国語を理解することは難しいですが、自他の使う外国語が、どれくらいの「流暢さ」で相手に聞こえているかを区別することは、もっと難しいです。

TOEIC900点をコンスタントに突破できるようになってから、ある程度、他者の使う英語が、どれくらい上手か(どれくらい拙いか)の区別がつけられるようになり、かつ、自分自身の使う英語についても、客観的に「レベル感」を持てるようになりました。

英語学習を始めたばかりのころは、タイ旅行で、ホテル受付が話す「奇妙なアクセント」の英語でも、まるでペラペラの上級英語に聞こえてしまい、気後れする状況でしたが、相手の英語力、自分の英語力のレベルを客観的に見れるようになってからは、英語を話すことが、さほど怖くなくなりました。

逆に、自分よりもはるかに英語レベルが高い集団の中では、やはり、発言することに物怖じしがちです……

TOEIC900点の先にあった【絶望】の風景

次に、TOEIC900点を取ってみたことによって、【絶望】したことです。

「憧れのスコア」を達成した喜びはありましたが、手にした途端、それが【陳腐なもの】に思えてきて、TOEIC900点に「過度の期待」を寄せていた自分のことが、馬鹿げていたと思えるようになりました ------ TOEIC900点を取得しても、あいかわらず、英語でアタフタし続ける自分がいて、何一つ「コンプレックス」から自由になっていなかったのです。

TOEICテストが完璧ではないと分かった

リスニングは、満点を5回連続で取得しました。

たしかに、ITプロジェクト現場では、相手の英語が聞き取れないことは、ほとんどなくなりました。

それでも、洋画やYouTubeを視聴するとなれば話は別で、モノによっては、セリフの半分も聞き取れないことが少なくありません。

TOEICスコアで満点を出しても、はかれない能力があるということを知って、愕然としました。

そもそも、机上のテストで英語力を「定量評価」するなんて、無理な話なんですが、満点を達成するまでに気づけなかった視点です。

英語学習にピリオドを打った

英語学習に「終わり」がないということに気づきました。

それまでは、英語学習にも「ゴール」があって、そのラインを超えれば、英語を母国語と同等に操れるものだと誤解していたのです。

たとえ、国際会議で同時通訳をするような「英語のプロ」でも、とてつもない努力と勉強量を日々重ねているのであって、筆者の中には、そういうレベルの世界を目指す根気も覚悟もスッカラカンでした。

ITプロジェクト現場で、さほど不自由しなくなってからは、英語学習にピリオドを打ち、単語帳や学習書もBOOKOFFに売り払ってしまいました。

まとめ:ゴールまでの「歩数」確認は、TOEIC活用を!

以上、TOEIC900点を突破したことで見えてきた【歓喜】と【絶望】のリアルについて、ご紹介しました。

TOEICは、うまく活用すれば、英語学習の「万歩計」として、自身の状況を適切にチェックする仕組みになります。

TOEIC900点突破までの道のりは、長くて苦しいものに感じられることもあるかと思いますが、先をみるばかりではなく、過去に積み重ねてきた実績を振り返ると、「これだけやってきた」という自信にもつながるでしょう。

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(おしまい)

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Ajikichi

「美味しくなければ旅じゃない」が口癖。旨いものを求め、約三十か国を食べ歩く中で、台湾・ベトナムが誇る「感動的食文化」との運命的出会いを果たす。毎年、十回ほど「外食」と称して渡航。 仕事はエンジニアをしており、デザイン思考が気になる今日この頃。

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