台湾とベトナムのグルメ紀行文|アジアの放浪的旅行記

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台北のディープな穴場観光スポット。誰も知らないローカル市場、肉塊ごろんごろんの牛肉麺を愛でる三時間ツアー|呉興商圏(呉興街)

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はじめに:観光客の知らない【超ローカル市場】へ

ここ十年以上、【ツキイチ台湾旅行】をしてきたアジ吉にとって、台湾旅行「ネタ切れ」問題は、今に始まったことではない。

五年くらい前には、新しい「行き先」を見つけるのに苦労するようになって、ほとんどの観光スポットを二度、三度と訪問してきた。

それでも、訪れるたびに、出会う人、季節、天気が違うし、媽祖サマのお祭りが開催されるケースもあって、一度も「飽きた」と感じることはなかった。

ツキイチ台湾旅行が十年以上つづいて、もはや「習慣」化

ツキイチ台湾旅行が十年以上つづいて、もはや「習慣」化

この日、訪問したウーシンジェ(wú xìng jiē)は、とあるサイトの記事を通じて知り、訪台回数3ケタのアジ吉にとっても、初訪問となるスポット。

観光地ではないし、ガイドブックで紹介されることもないエリアだが、呉興街と呼ばれるストリートの中でも、商店の密集するウーシンシャンチュエン(wú xìng shāng quān)が「見どころ」だという。

Google検索すると、すぐ近場には有名な牛肉麺の専門店も営業しているという情報をゲットしたので、これをセットに、三時間ほどの小旅行をしたレポートを情報発信したい。

【11枚の写真】で体験する呉興商圏(呉興街)

世界で有数の高さを誇る台北101の「ふもと」に、その市場、呉興商圏は営業しているという。

台北101の「ふもと」にある

台北101の「ふもと」にある

もしこれが、同じく高階層ビルディングである、ドバイ「ブルジュ・ハリーファ」だと、どうだろう。その界隈に「下町じみた市場」があるなんて、まったく想像できない。

台湾という、【摩訶不思議空間】だからこそ、なせる都市構造だと思う。

「呉興商圏」市場の雰囲気

アーケードがない、屋外タイプの商店街だが、その入口は、分かりやすかった。

食事なう

食事なう

時刻は正午ちかく。入口近くで営業する果物屋のおばさんが、ちょうど、食事しもって営業しているところだった。

まるで、タイの「カオサン通り」を彷彿とさせるような、大賑わいのストリート。

市場の様子

市場の様子

「てんこ盛り」の看板

「てんこ盛り」の看板

旅行客の姿こそないものの、これだけ看板が多く、「カオサン通り」ばりに賑わうストリートとなると、台北市内でもなかなか見当たらないと思う。

商店街が盛り上がるのは、正午前後の時間帯。

日傘の「花」が咲く

日傘の「花」が咲く

暑さを避ける朝市や夜市とは対照的に、正午という【ド真ん中】を狙う市場とだけあって、買い物客も「日傘」でフル装備している人が多い。

一方、暑さにバテて、「節電モード」に入っている人の姿も……

現在「節電中」

現在「節電中」

体力も省エネにしないと、この暑さでは、あっという間にやられてしまうだろう。

「呉興商圏」店先の風景

この市場で、客引きの声量が(ダントツで)一番声が大きかったのは、まるで男性のようにドスのきいた声色の女性だった。

一方、ガツガツ商売する気配があまり感じられない【草食系】のお店もあり、店によって「ガチンコ」度合いは、本当にまちまち。

自分の品物を「プレゼン」している最中

自分の品物を「プレゼン」している最中

だからこそ、一軒一軒たちどまって、その店と客のやり取りを観察することは、十分なエンターテイメント性を帯びた時間の過ごし方であった。

自分の品物を、本気で「プレゼン」する店があれば、もの静かに商売する店も。

火鍋用の肉塊をあつかう

火鍋用の肉塊をあつかう

おそらく、買い物客も、自分と「波長」のあう一軒を見つけ、そこの常連になるというパターンではないだろうか。

そして、面白かったのは「おもちゃ屋」がちらほら出店していること。

「おもちゃ屋」1

「おもちゃ屋」1

「おもちゃ屋」2

「おもちゃ屋」2

ただ、「おもちゃ屋」と言っても、立派な店舗があるものではなく、道路沿いに机を置いて、そこに品物を並べる簡素的なものだ。

あつかう品物も、UFOキャッチャーの景品に近いようなものが多く、子連れの買い物客をターゲットに、そこそこ繁盛している様子だった。

「呉興商圏」路地裏の風景

商店街の喧噪から逃れるようにして路地裏をのぞくと、またひと味違った呉興街の表情が見えてくる。

路地裏の風景は、観葉植物、洗濯物、駐車されたバイクなどで、まるで「トンネル」のよう。

路地裏の「トンネル」

路地裏の「トンネル」

日本でも、昭和時代には、こういう路地裏がまだまだ都会にも残っていたと思う。

駅に行けば有人改札や有人券売カウンタが残っていたり、大都会にも元気な商店街が残っていたりする、台湾の「ゆとり」。一方、合理化を押し進めすぎた日本は、「便利」だが、ぎこちない居住環境になってしまった。

日本は、台湾から学ぶべきことが多い。

「穆記小吃牛肉麺館」で肉塊ゴロンゴロンの一杯を愛でる

観光地ではないけれど、店を訪れると、大勢の地元ッ子でにぎわっていた。

ちょうど昼食時間帯とカブったこともあるのだろう。

穆記小吃牛肉麺館の店舗

穆記小吃牛肉麺館の店舗

一階建てに見えるが、階下フロアもあるため、わりと座席数は多く、十分以上待たされるお客さんはいないように見えた。

メニューは、大充実。

メニュー

メニュー

旅々台北.comの記事に詳しいが、牛肉麺の他に、「斤餅」も有名メニューだというので、胃袋スペースに余裕がある場合、セットで注文しても良いだろう。

こちらが、牛肉麺。

紅焼牛肉麺(210元)

紅焼牛肉麺(210元)

ビックリするほど牛肉塊がごろんごろん投入されており、食べ応え十分。

柔らかく煮込まれているため、ビジュアルほどお腹いっぱいになることはない。

台北の中でも、間違いなくトップレベルのクオリティなので、順番を待ってでも、食べておきたい「一杯」だ。

店名 穆記小吃牛肉麺館
住所 台北市呉興街239号
営業時間 11:00-21:00
電話 02-2723-9372

まとめ:アクセス情報と、ベストな訪問時間帯

アクセス情報

西門や台北駅を通過する22番バスに乗れば、乗換えなしに、一時間ほどで到着。

本記事にアクセスされるような「台湾玄人」の読者には、細かい説明など不要な気もするが、一応、地図だけは記載しておきたい。

早わかりマップ

早わかりマップ

■地図中のアルファベット記号について

  • A地点:22番バスの停留所
  • B地点:呉興商圏(呉興街)
  • C地点:穆記小吃牛肉麺館

少しでもご参考になれば、幸いである。

いつ行くのがベスト?

この市場が最もにぎわうのは、正午付近。

牛肉麺専門店『穆記小吃牛肉麺館』にも、ぜひセットで訪問したいので、お腹がすく時間帯を配慮したい。

具体的には、午前11時30分ごろに市場を訪問し、一時間ほど散策してから、牛肉麺を食べに行くと言うスケジュールが「テッパン」だと思う。

是非このディープな市場へ足を運び、まだ貴方の知らない「台北」を味わってみて欲しい。

(おしまい)

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Ajikichi

「美味しくなければ旅じゃない」が口癖。旨いものを求め、約三十か国を食べ歩く中で、台湾・ベトナムが誇る「感動的食文化」との運命的出会いを果たす。毎年、十回ほど「外食」と称して渡航。 専門は台湾とベトナムだが、「副業」として、東南アジア各地も行脚。美味しいもの、おもしろいもの探しには、余念も妥協もない。

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