西門〜台北駅エリアでも、あの大人気の朝食屋「永和豆浆大王」が楽しめるように
台湾旅行最終日。
午前9:15に台北発のフライトだが、せっかくなので、最後の「小吃」朝食を楽しみたい。
ゆっくり食事する時間を確保するため、西門のホテルを出たのは、まだ午前5:30だった。
西門から台北駅むけて歩いていると、「永和豆浆大王」が営業している。

西門から台北駅へ向かうエリアに、ぽつねんと「永和豆浆大王」が早朝営業していた

蜃気楼かと思って目をこすったが、錯覚ではなかった。
どうやら、一年〜二年ちょっとの間に、ここへ移転してきたらしい。
- 移転前
台北市南京西路308号(閉鎖) - 移転後 台北市延平南路53号(営業中)

西門へ移動してきた「永和豆浆大王」
ちなみに、この「永和豆浆大王」、複数店舗を構える、有名な朝食屋さん。
一番有名なのは、復興南路(MRT大安駅下車)のお店。

台北市内には「永和豆浆大王」が複数店舗あり、メニューも違う
「台湾風・朝マック」メニューに舌鼓。最高の朝食で、1日のスタートを切る
復興南路(MRT大安駅下車)にある方の「永和豆浆大王」は、かれこれ十回ほどのリピート歴があるアジ吉。
今回見つけた店舗は、内装のオレンジ色ペンキに、まだ「塗りたて」感さえ覚えるピカピカ光沢感があり、比較的新しいことが分かる。
果たして、ここでも、あの「永和豆浆大王」クオリティが、楽しめるのだろうか。
期待半分、不安半分で入店。

けっこう新しい雰囲気の店内。やっぱり、最近オープンした?

先客なし。台北の朝食屋さんにしては、珍しい
店内には、先客なし。
外食文化の浸透した台湾では、午前五時台であっても、朝食屋は地元民でにぎわうことが普通なので、ちょっと寂しい感じもした。
立地も悪くないのに先客がいないことには、なにか、理由があるのだろうかと勘ぐってしまう。

まんじゅうが店頭で調理されており、スーーッと引き込まれるようにして入店
とは言えど、店頭の蒸し器には、まんじゅうがセクシーな「肌」を露出させており、いまさら引き返すことなんて、無理な話である。
誘惑に負けて入店。
「永和豆浆大王」での朝食は、たとえるなら、「台湾風・朝マック」だ。
ハンバーガーのかわりにまんじゅう、コカコーラのかわりに豆乳、ポテトのかわりに、その他一品を注文するカンジ。

台湾の朝食は、奥深い分、いろいろとカスタマイズ可能。
そのため、指差しだけでは、細かい注文内容を指定し切れないときがある。
テキパキ・サバサバした店員のネーサン。自信なさげに指差しオーダーをするアジ吉に痺れを切らして、なかばアジ吉を放置プレイするようなスピード感で、トレイへどんどん料理を乗っけていく。
不思議にも、そのチョイスには一寸の狂いもなく、アジ吉が食べたいと思っているものを全部準備してくれた。

「オムレツ仕様」にしてもらった「大根もち」
まずは定番のご当地フード、「大根もち」から。
サイコロ状にカットされ、味としては、「お好み焼き」や「ちじみ」に近い。
そんな「大根もち」をカバーするように、スクランブルエッグ風の卵焼きを上に乗せてくれている。薄っぺらいように見えて、この卵焼き、たっぷりとダシが染み込んでおり、口の中でジューシーな味わいが広まる。また、卵に絡められたネギの、シャキシャキした食感、香ばしさが嬉しい。
まだ店内に先客はおらず、ひとりだったが、おもわず「おいしい!」と叫んでしまった。

「野菜まん」を、つめたい「豆浆」といっしょにいただく至福のひととき
「豆浆(←豆乳みたいなドリンク)」は冷たいやつを注文したが、これも絶品。
他店の「豆浆」とくらべて、ちょっとばかり、甘みが強調された味。
それでも、「あっさり、すっきり」がウリの「豆浆」が、その料理ジャンルとして、超えてはいけない一線を超えることはないあたり、ここの店はよく分かっていらっしゃる。思わず、にんまり。
ほんのり甘く、すっきりさわやかな風味が、1日のスタートに、ちょっと幸せを増量してくれる。
仕上げは、野菜のたっぷり入った「野菜まん」。
フワフワ・ほかほかの外皮を食い破ると、中には、キャベツや、ネギ、春雨のような透明の麺などがぎっしりと詰め込まれており、ゴマ油のようなもので、ちょっとだけピリッと辛く味付けされている。
これだけ大充実の朝食が、たった72台湾ドル(約二百七十円)。
日本で「朝マック」するよりも経済的なのに、おいしくて、しっかりボリューム、なおかつ、健康的。
日本でも、通勤客でにぎわう駅前で販売したら、飛ぶように売れるメニューだろう。
参考)店舗情報、営業時間など
店名 | 永和豆浆大王 |
住所 | 台北市延平南路53号 |
営業時間 | 午前5:30〜午後1:30(平日)、午前5:30〜午後12:00(土日) |
以下、営業時間の看板画像を参考に貼り付けておく。

営業時間の看板