こんにちは。
ITエンジニアとして成功するために、有名大学の学歴は必須要件ではありませんし、高卒でもバリバリ優秀なITエンジニアは多数いらっしゃいます。
それでも、「勉強がうまい」ことのメリットはあっても、デメリットはありません。
TOEICや情報処理技術者試験は、勉強ができて得することの一例です。
本記事では、社会に出てからの勉強で苦労しないため、学生時代からやっておきたい取り組みをご紹介します。
英語と数学をサボらない
英語と数学は、いわゆる積み重ね科目の典型例。
短期間で身につくものではありませんが、一度コツを掴むと、実力が維持しやすいという魅力もあります。
ITエンジニアをする上で、英語と数学は役に立つシーンが多数あります。
- 最新のIT技術(プロラミング言語、フレームワークなと)は、アメリカ発祥であることが多いため、新しい情報は、まず英語版として出回ります。日本語版の多くは、利他的なITエンジニアがボランティアで作成している状況
- プログラミングでロジックを組み立てるのは、高校数学で頻出する「場合分け」のタスクそのものです。論理的に考えるチカラは、ソフトウエアの品質向上にも役立ちます
社会に出てから英語と数学をミッチリやることは、ほとんど不可能に近いので、時間がある学生時代に、ゴリゴリやっておきましょう。
C言語など、古いけれど長生きしているプログラミング言語に親しむ
最近では、手軽に取り組めるPHPが人気で、書店に行っても、専用のコーナーが用意されていたりします。
いまトレンドの技術を学ぶことは否定しませんし、社会に出てからの実務に直結するため、悪い選択肢ではありません。
それでも、C言語のように、古いけれど、やたら長生きしている技術にも、目を向けるべきです。
- 古くて長生きしてきたことは、その技術の価値が社会で幅広く認められてきたことの裏付け。なぜ社会に受け入れたか分析できると、将来トレンドになりそうな技術を見抜くチカラも身につきます
- 根底にある考え方は、古い技術でも、最新の技術でも、たいして変わらなかったりします。古い技術を学ぶことで、新しい技術では「ブラックボックス化」して、見えなくなった部分の仕組みを、なんとなく想像できるようになります
- 古くて長生きした技術は、社会の隅々に使われており、たとえ新しい技術が誕生しても、すぐに全部入れ替えられるわけではありません。古くて長生きした技術の知識があれば、思わぬ仕事のチャンスが訪れるかもしれません
新しい技術が、次から次へと出てくるIT業界。
ひとつの技術をマスターするためには、それなりにお金も時間もかかるため、ある意味、投資のようなものです。
時間やお金を、カシコく投資するためにも、技術の将来トレンドを見極める鑑定眼を養うことは大切 ── 古くて長生きした技術が、なぜ社会で幅広く受け入れられたか考えてみることにより、いまから自分が身につけるべき技術は、自ずと分かってくるハズ。
読書習慣
読者習慣は、ぜひとも身につけておきたいところ。
分厚い書物から、効率よく、自分の欲しい情報を抜き取るスキルは、ITエンジニアとして、一番大切な能力かも知れません。
どれだけインターネットが発達しても、情報のクオリティは、まだまだ書籍のほうがはるかに高いですし、本一冊の情報量って、ものすごいボリュームだと思います。
社会に出てからは、質の高い情報に触れ続けていくことが、ITエンジニアとしての成長を促す触媒となります。
古典的名著とされる技術書は、Amazonレビューなどで簡単に見つけることができますので、あとは、それを読み込むチカラがあれば、ITエンジニアとして無限に成長できるという理屈です。