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はじめに:略語は、背景の概念もセットで、理解しておきたい
こんにちは。
新しいものがアメリカで日夜生み出されるソフトウェア業界。
技術は日進月歩で発達するため、油断していれば、知らぬ間に、新しい用語(略語)がポンポン誕生するスピード感があります。
略語の意味をおさえておくと、背景にある概念や、他の用語とのつながりを理解しやすくなり、ITエンジニアとしての成長にもつながります。
今日はCSS (Cascading Style Sheets) の略語にも出てくる、'cascade' にスポットライトを当ててみましょう。
'cascade' の意味は?
早速ですが、'cascade' の意味は何でしょうか。
一番手っ取り早いのは、Google画像検索を見ることです。

'cascade' をGoogle画像検索
滝の写真が大量にヒットしました。
しかも、次から次へと連続するような、浅く、広がりを持つ滝。
滝の写真と、CSSの間に、どんな関係があるというのでしょう。
英英辞典の説明は、以下の通り。

'cascade' を英英辞典でチェック
英和辞典の説明は、以下の通り。

'cascade' を英和辞典でチェック
ズバリ、連続する滝、ということです。
上流にて発生した情報が、下流へ広がっていくように伝播するイメージを、頭の中で浮かんだらオッケーです。
CSSで定義されたスタイル情報が、それを読み込んだhtmlファイルへ伝播するように、適用されていくイメージ。
まさに、「滝」の写真がシックリ来ませんでしたか?
(オマケ)ビジネス現場では、こんな意味でも使われる
ここで終わってしまっては、ITエンジニアとしての成長がストップしますので、もう少し、ビジネス現場における、他の用法も知っておきましょう。
英英辞典には、このような説明もありました。

'cascade' の別の意味を英英辞典でチェック
筆者は、海外(英語公用語圏)のソフトウェア会社にて働いたこともありますが、'cascade meeting' という使われ方を、頻繁に聞きました。
ミーティングにもいろんな種類がありますが、会社のマネジメント層における決定事項を、現場スタッフへ情報伝達するような会議のことが、'cascade meeting' と呼ばれていました。
上流で生み出された情報が、下流へと伝播するイメージでは、CSSも、会議も、共通していますよね。
まとめ:「上から下へ何かが伝播する」イメージを持っておきたい
以上、'cascade' という単語について、理解を深めるための記事として、まとめてみました。
これから 'cascade' という単語を見かけたら、上流から下流へ何かが伝播していくイメージが、頭の中で瞬時に浮かぶよう、常識として身につけておきましょう。
今後も、英単語ネタは、ちらほら取り上げていきたいと思います。