IT 余談

社内SEとして十年目の筆者が、将来的にフリーランスのITエンジニアとしての選択肢も手にするため、最近始めた勉強

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こんにちは。

雇われITエンジニア(会社員)として過ごしていると、「いつかは」と夢見るフリーランスの道

先行きの不透明な時代だからこそ、不運に会社員としての職を失っても、一人で食べていけるだけの準備は欠かせずに取り組みたいものです。

本記事では、社内SEとして、十年以上のキャリアを重ねた筆者が、最近強化している取り組みをご紹介します。

上流工程の知識と経験のスキルセットを蓄積

社内SEという立場上、どうしても以下のような上流工程業務のお鉢がまわってきやすい環境で働いています。

  • ベンダー管理(オフショア開発先の海外子会社をコントロール)
  • 要件定義・システム設計
  • ユーザ折衝

ホンネを言うと、筆者がITエンジニアとしての喜びや成長を実感できるのは、上流工程でなく、下流工程を担当しているとき。

どうすればシンプルなロジックで実装できるかアイデアを練り、バグや技術課題を一つひとつ潰し込み、システムを完成・納品したときの達成感は、【モノづくり】に通ずる楽しさがあり、一度経験すれば忘れがたい「中毒性」を帯びたものです。

ただ、最近では、「プログラマ志向」が強い場合でも、やはり上流工程の知識と経験は、得ておいた方が良いと思うようになりました。

上位視点を獲得することによって、プログラマとして期待されているアウトプットが理解しやすくなり、フリーランスになったとき、強みとなって生きてくるでしょう。

ITストラテジストやプロジェクトマネージャの国家資格を取得しましたが、会社員を辞めたときに肩書きがゼロになることへの対策でもあります。

Linuxを使いこなせるようになる

Linuxに精通することは、ITエンジニアとして、大きなアドバンテージになると思います。

十年以上も社内SE(アプリ開発)をしてきた筆者ですが、恥ずかしながら、これまでLinuxの道を避けてきました。

たとえLinuxサーバで提供されるシステムであっても、コーディング業務はWindows端末上で完結できるため、「アプリ屋」として喰っていく分には、さほど困らなかったことも、Linuxから逃げる口実になっていたと思います。

雇われITエンジニア(会社員)であるうちは、組織内で詳しい人にLinux周りのことを管理を任せていれば良いのですが、フリーランスになった場合、Linuxの知識がなければ、受注できる業務の幅が狭まるばかりか、対応できるトラブル種類も、大幅に減ってしまうでしょう。

Linuxは、いわば「枯れた技術」であるため、一度習得したスキルが長年の財産となるコスパの良さも、見逃せない魅力です。

英語を学んで、IT業界の最新トレンドを追う

YouTubeでは、海外のIT技術者がいろんな最新技術を分かりやすく解説してくれています。

ベストなのは、公式APIドキュメントの内容をきちんと読み込むことですが、なかなか骨の取れる作業 ── YouTubeを観て、まずは技術の全体像をザックリ理解することによって、その後の理解が驚くほどスムーズになります。

最新技術が、日本語へ翻訳されるまでには一定のタイムラグが生じたり、英語と比べたら利用可能な情報リソースが目減りしたりするため、英語の学習は、やっておいて損はしないと思います。

YouTube動画は、あくまでも「さわり」の技術部分だけをサラッと紹介するものが多い印象ですが、もっと専門的な内容について知識を獲得したい場合は、以下のようなオンライン学習プラットフォームが、かなり便利です。

■オススメのオンライン学習プラットフォーム 

まとめ:「長持ち」する技術やスキルの獲得を優先的に

変化の激しいIT業界。

筆者が学生だった頃は、「Javaを習得していれば、食うのに困らない」と言われていた常識も、十年以上経てば、そんなふうに信じているITエンジニアは、ほとんどいないと思います。

このような状況だからこそ、コスパの良いスキルから、優先的にゲットしていくように心がけています。

具体的には、本記事でご紹介したLinuxや英語は、ずっと昔からあった「スキル」ですが、この先も、決してなくなることはないでしょう。

「新しさ」も大切ですが、「長持ち」することは、もっと大切だと思います。

今後も、ITエンジニアとしてのキャリアアップについての記事は多く作成していこうと考えています。

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(おしまい)

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Ajikichi

「美味しくなければ旅じゃない」が口癖。旨いものを求め、約三十か国を食べ歩く中で、台湾・ベトナムが誇る「感動的食文化」との運命的出会いを果たす。毎年、十回ほど「外食」と称して渡航。 仕事はエンジニアをしており、デザイン思考が気になる今日この頃。

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